3月15日M「饒舌な秘密」WANDERING PARTY
作・演出:あごうさとし、「劇」小劇場。京都の劇団の上京公演。受付で小さな紙片をわたされて、己を表す漢字を一文字書いて箱に入れてくれという。己れ?咄嗟だから「江」と書いたが、「老」とか「怪」あるいは「華」とか書いたほうがよかったかな・・・・・。客席では紙のお面を渡され、それをかぶって観ろという指示。舞台は雅楽が流れ、古代装束をまとった男、女は黒服に黒いヴェールをかけている。色々なテクストを群唱のように集団で読み上げる。中心はホリエモンのようなバブルの寵児の転落を語っているようだが、全体がなにかを懸命に表現したいという意思は十分感じられたが、内容の不分明さは最後まで解けなかった。
by engekibukuro | 2009-03-16 08:45 | Comments(0)