9月8日S「ワルシャワの鼻」(作:生瀬勝久演出:水田伸生)

日本テレビ/キューブ、世田谷PT。明石家さんまを目玉にしたカンパニー。物語は戦後まもない大阪の話。大阪城近辺の元大阪陸軍砲兵工ちょう跡の焼け野原で鉄くずを拾って暮らす、アパッチと呼ばれた人たちの話。鉄くず拾いのグループのリーダーがさんま。敵対する組の親玉が生瀬。話は転変、転変で波乱万丈。話の筋より、さんまの周りの人間関係のシーンが芸達者を揃えて中心になる。さんまのライブショウの趣だ。温水洋一、山西惇、八十田勇一がさんまの配下で、奥さんが久しぶりの羽野晶紀、娘が徳永りえ、それに異色キャストの吉田鋼太郎、山本太郎。ほとんど関西出身の役者たちだから、大阪弁がなまなましく飛び交って戦後の一時期の貧しいが、バイタリテイ溢れた生き様を活写した。なにしろ休憩なしの3時間、生瀬の脚本は紆余曲折の長丁場を乗り切った。客はさんまの一挙手一投足に反応して大喜びだった。さんまのゆるみなく舞台をもたせるエネルギーに感服した。
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by engekibukuro | 2009-09-09 16:29 | Comments(0)  

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