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6月6日(日)M「アウエーインザライフ」赤坂BLITZ

演出:川原雅彦、音楽:筋肉少女帯、原案:楠野一郎、協力:大槻ケンジ。プロペラ犬×筋肉少女帯の”エンゲキロック”。「プロペラ犬」は水野美紀と楠野一郎のユニット。女4人とゲイ一人のロックバンドの盛衰物語。バンドノメンバーは水野、村上知子、ソニン、木野花、小林顕作、マネージャーが市川しんぺー、バーターが伊藤明賢。老一点の木野が、若手にまじって背中に噴煙器をしょってボタンを押しながら盛大に噴煙を天井まで届かせ、その圧倒的な存在感でロック魂を放射していた。メンバーみな頑張って、会場をゆるがすロックの音響とともにバンドの浮き沈みの物語をビビッドに演じ挙げた。中ではソニンが歌も芝居も際立っていた。私は新国立劇場の彼女が演じた「ヘンリー六世」のジャンヌ・ダルクでびっくりしたが、その天性的な才能が輝いていた。彼女を見ただけでも満足だ。

▼メモ。今日は東京最後のG1R[安田記念」。赤坂BLITZに久しぶり似行く。夜は世田谷PTでシアターアーの「劇評講座」。今日は、ドイツとイギリスの留学から帰ってきた新野守宏さんと野田学さんの、それぞれの国の演劇状況の噺を聴く。ドイツではポストドラマ演劇が全盛で、その線で日本のチェルフィツエの岡田利規がドイツだけではなく、ヨーロッパ中でひっぱりだこだそうだ。岡田が日本の公共劇場などでは公演しないといっているのもむべなるかな・・だ。イギリスではドキュ演劇の話しが面白かった。シアターアーツの編集メンバーに谷岡さん、堀切君をまじえて居酒屋で打ち上げた。

by engekibukuro | 2010-06-07 08:57 | Comments(0)  

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