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8月5日(金)S「通りゃんせ」(作・演出:山田裕幸)

ユニーク・ポイント、座・高円寺。箱根の旅館で韓国人の男性と、日本人の助成が結婚の披露宴をする。そこに集まる、韓国人、日本人の友人縁者、つながりがある劇団の仲間たちとかが、三々五々と旅館に集まってくる。その様々な人間関係とか、その様子とかが描かれる。韓国の俳優と日本の俳優が仲良く演じているのは、気持ちがいいが、これを演劇だといって提示するのは、一寸ゆるすぎるような気がする。

▼メモ。朝日の斉藤美奈子の文芸時評で取り上げていた「文学界」の柳田大元「ボッグブリッジ」と「群像」の楊逸の「ピラミッドの憂鬱」を読む。柳田はエチオピアの靴磨きの少女をとりあげ、楊は中国の親が賄賂で儲けた金で一人息子(小皇帝)を日本に留学させる話を書いている。斉藤のいううとおり、材料の面白さだ。
・村上春樹「1Q84」BOOK3を読んだ。BOOK1,2の面白さは、ヒロインの青豆という女性の魅力に引っ張られて面白かった。青豆の張り詰めた生き方がたいそう素敵だった。むしろ、村上は「青豆」というネーミングを思いついた時点で、この小説の全体が構想できたのではないか。リトルピューピルも二つの月も・・。これが田中や高橋では成立しないのでは・・・。ただ、BOOK3の青豆は生彩がない。話が1,2の事後談みたいだし、脇役の変人弁護士牛河が、しゃしゃり出すぎる。ただ、この結末では青豆と天吾の間に生まれた子の話でBOOK4が出来そうだ。いや、この3で青豆と天吾は「1Q84]の世界から脱出して「1984」の世界にもどってきたのだからj、タイトルが無理か。座・高円寺の帰りに某女と呑んだ。居酒屋を出たところで、夜空を見たら月が二つ見えた!小説のラストで青豆と天吾が二つの月が見えたのは、ここ高円寺の公園の滑り台の上だった。酔ったせいとはいわせない??
・アメリカンリーグ西地区首位のレンジャーズとの試合でイチローは4盗塁、3安打。シアトルの客は大喜び。これだ、勝ち負けではないんだ・・・。、

by engekibukuro | 2010-08-06 19:03 | Comments(0)  

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