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6月28日(火)M「さすらいアジアー人類の創生ー」壱組印

作:大谷亮介、演出:大谷亮介・松村武。舞台はモンキー・パーク、そこで猿達はダーウインの進化論にならっていつか”人間”に進化せんとして頑張っている。大谷と土居裕子のメオト猿と重定礼子(南河内万歳一座)の娘猿、草野とおるのシングル猿・・・、が、パークの規定でオス猿は10歳、メス猿は6歳で子供をもたねばパークを追い出される・・。10歳のシングル猿は6歳の娘猿に必死に迫るのだが・・。そこに外部で人間と修業してきた昔の仲間の清八と呼ばれる松村武の猿が戻ってきて・・・この猿は母猿に昔から気があって・・。
 とにかく猿たちのテンヤワンヤが広がって、大谷はもともと生物学者になりたかったそうで(そういえば大谷は水産大学出身だ)、その大谷の生物趣味が昂じた芝居で、猿達は総員役者の出身を思わせる関西弁でアジアの音楽が流れて、随分と他愛がない芝居だが、役者たちは一生懸命猿を演じて、”人間なんかになりたがる、なにが進化か”と思わせる振る舞いとダンスで、大谷が狙った”暑気払い、浮き世の憂さ晴らしには最適な芝居になっていて、まあこういう舞台もこの時期にアリなんだとは思わせた次第・・。


▼メモ。リビンにまえださんが戻ってきた。カウンターでの仕事ぶりが以前と同じく水際立っていた・・。楽しみが復活した・・・。

by engekibukuro | 2011-06-29 10:11 | Comments(0)  

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