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5月14日(火)


▲6月号雑誌メモ(図書館)
・文藝春秋「原発事故と太平洋戦争ー日本型リーダーはなぜ敗れるか」半藤一利vs船橋洋一。船橋著「カウントダウン・メルトダウン」についての対談。日本のリーダーには事態の「最悪のシナリオ」を描かない。最悪はないと決め、あったとしたらその際は玉砕・・。日本のリーダーたちは現実を粘り強く直視する胆力がない・・、船橋は菅元総理が、東電へ怒鳴り込んだ10分間のアドリブの演説を評価する。
・中央公論ー高齢化特集、作家なだいなだ84歳、膵臓癌発症、”後何冊本が書けるか。
・世界ー金子勝ーアベノミックス批判、株価と投票数の連動・・。
・群像ー寺山修司の若書きの木未発表戯曲「青い種は太陽の中にある」、ミュージカルの台本、公園にたむろす乞食、浮浪者、街娼などのためにアパートを建てるという悪徳政治家、その工事の最中に朝鮮人工員が墜落して死ぬ、その死体を関係者がコンクリートに埋めてしまう、それを目撃した若い工員が主人公、後年の寺山タイプの人物たちの若々しい萌芽・・。
・片岡義男「酔いざめの三軒茶屋」下北澤から茶沢通りを歩いて三軒茶屋へ、スズナリからパブリックシアターへの、お馴染みの散歩道だが、オレとそう変わらぬトシで、よくこんなお洒落な小説を書新潮ー飴屋法水・朝吹真理子「いりくちでぐち」、九州の「国東半島アートプロジェクト2012秋期」で発表した「アートツアーいりくちでぐち」を元にしたテキストだそうだが、写真が随分併用されているので、写真主体のアートなのか、よくわからない・・、テキストは日時も場所の提示もないSCENE分けした断章で、国東半島の鹿の棲息などの自然、いたるところの自然のトンネルのーいりくちでぐちー、民俗、住人たちなどを書き出し、途中に突然東京の代官山のサイゼリヤのメニューが出てきたり、飴屋の娘のくるみちゃんが現われて・・、なんとも不思議なテキストだが、しらずしらずに引き込まれてゆく・・。、

by engekibukuro | 2013-05-15 07:43 | Comments(0)  

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