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12月14日(土)明治学院大学国際シンポジウム

  


▲演劇の核とはなにか」-ポストドラマ演劇と日本演劇ー。

 「ポストドラマ演劇」の著者ハンス=テイース・レーマン氏を呼んでのシンポジウム。朝10時からの開会されtが、午後からのレーマン氏の講演「プレドラマ演劇とポストドラマ演劇」から聴いた。この公演の後、「新劇からの変容としての日本のポストドラマ演劇」というテーマで、梅山いつき、西堂行人、佐藤信の講演、最後はtレーマン、岡本章、佐藤信、谷川道子、司会は西堂でのパネルデイスカッションで終わった。
 レーマン氏の講演はプレドラマの代表としてギルシャ悲劇と能をとろあげる・・。「ドラマ」の概念の変遷を追って「ポストドラマ」へ。しかし、このポストドラマの概念がなかなか厄介でつかみにくい。レーマン氏は、これはヨーロッパの演劇の分析のツールで、普遍的なものではないということで、いちおう納得できたが、たしかにイエリネスクの「光のない。」など、ポストドラマとしかいいようがないのだが、その藝術的、政治的感銘は新しものだ・・。日本側の演劇人の「ポストドラマ」の論議はどうも観念的で皮相的な感じがまぬがれなかった(私も同じ)・・、しかし、レーマン氏の話をじかに聴いて、その人柄、深い教養に感銘を受けた・・。日本側でも佐藤信は単にアングララ演劇の旗手ではなく、オペラの演出を含めての日本での「ドラマ演劇」の数々の舞台を立チあげきた・・・。そして、現在は「極私的演劇」の試みを立ち上げてコルテスの芝居を上演した・・。その果敢な演劇活動は現在の日本のドラマ演劇への批判であり、挑発だ・・。ポストドラマ演劇か否かはともかく、唯一、レーマン氏の言説に拮抗できる発言をしていたと思う・・・。
▲カップルは京都へ、中川君はデートで、遅くなったから一人で、月曜に検査があるので泡1っぱいで帰る。

by engekibukuro | 2013-12-15 07:47 | Comments(0)  

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