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11月24日(月)壇一雄「壇流クッキング」


 78歳を迎えて自分で料理を作ることにした。久しぶりに「壇流クッキング「を取り出す。昭和50年発行のこの本は、一時無痛になって94種類ほとんど作った。無人島に一冊だけ持って行く本だおしたら、迷わずこの本だというくらい料理の作り方だけの本を越えたら素晴らしい文章なのだ。それに、壇一雄が料理を作り始めたのは、少年のころ、母親が家を出てしまい。父親は料理などまるでできず、仕方なくっ自分買い物も料理も自分でやるようになった。どうも桐島洋子の「聡明な女は料理もうまい」という名著も(この本に邱永漢の食は広州にあり」が私の料理本ベスト3)、桐島が3人の子供を抱えて一人暮らしを始めたころの経験から、邱も奥さんが香港から出られない状況のころ書かれた本で、どうもアンハッピーの体験と料理の、味覚の切実さ、おいしさが密接に絡んでいる・・。私も・・・・。とにかくローストビーフのデシピをいろいろ読んでみたが、やはり壇さんが一番!ただこの本は数量表示がほとんどなくて、自分で勝手に推量するしかない。だからオーブンの音頭とか時間が書いてない。それに天火のころの料理だ・・。だけど、なんとかうまくできた(?)、サフランライスは、サフランをまぶして炒めた米をキャベツ一個の葉を湯にさらして、豚の背油を敷き詰めた鍋の上に置き、そう上に炒めた米をおいて蒸す。背油が溶け、キャベツの水分の蒸気で蒸し上がる。サフランの黄金色に染まったライス、どうも取り合わせが合わないみたいだが、ローストビーフは息子に配り、ワイン持参の義妹が来てくれて、家人が焼きリンゴを作ってくれて、まずまずの78歳の誕生日、おまけに、義妹が喜寿と間違えてお祝いもいただけたし・・・。

by engekibukuro | 2014-11-25 11:53 | Comments(0)  

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