4月18日(土)M「タイムズ」座・高円寺

作:林慎一郎(極東退屈道場)、演出・美術:佐藤信、振付:原和代
 第20回OMS戯曲賞特別受賞作品
 ウム、この惑乱した芝居どう書けばいいんだろう・・・。とにかくチラシの佐藤信の「林信一郎の誘惑」を読んでみよう。「林慎一郎は全速力で走っている。当人は気づいていないかも知れないか、その速度は尋常なものではない。(中略)たとえば、お芝居が「文化の殿堂」もどきに陣取って、喰っちゃ寝と星取りゲームと助成金社交にうつつをにかしている間に、宇宙は膨張だか収縮だかんなにかとんでもないねじれ現象に巻き込まれていて、お前ら、泣いたり、笑ったり、セックスしたりしている場合じゃないぞ、とか。よくわkらないが、とにかくそういったことが全速力で走る林慎一郎には、いま、まさに、まざまざと見えていて、走りながらそのひとつひとつについて叫んでいるのだが、なにしろその速度が早すぎて、その言葉もまた砂嵐こ巻き込まれた木の葉のように散り散りだ。林信一郎を演出するには覚悟がいる。死を覚悟してぼくも走る」
 書かれているとりに、言葉もシーンも木の葉のように千変万化して視線と聴覚をかすっててゆく、横浜ベイスターズのポンセのホームラン、アメリカ西部の酒場でのビールの走行、いちいち覚えていられないし、そんな必要もない・・。ただ、佐藤が大阪に行って若い役者たちと稽古を重ねて、その速度の万華鏡を舞台に林立させたことは、たしかだ・・。佐藤の見果てぬ芝居への夢が、さらに健在であることを証かした舞台だった。
・おもろ、中川君、カップルの女性パ-トナーは、定年退職しての一人で京都へセンチメンタルジャヤーニーでお休み・・・。
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by engekibukuro | 2015-04-19 07:46 | Comments(1)  

Commented by at 2015-04-21 13:29 x
『タイムズ』評、読ませて頂きました。伊丹上演のために、フエイスブックにあげさせて頂きました。事後連絡になり、申し訳ありません。

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