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4月1日(金)AICT演劇評論集賞選考会


 第21回AICT演劇評論賞の選考会が、渋谷のルノアールの会議室で開かれた。
選考委員はドイツ文学者の市川明さん、能楽研究家の小田幸子さん、と私、司会は舞踊評論家の坂口勝彦さん。
 今回の候補作は例年より多い5冊。
・西堂行人「「証言」 日本のアングラ 演劇革命の旗手たち」
・長井和博「劇を隠す 岩松了論」
・長谷川康夫「つかこうへい正伝」
・佐野碩 人と仕事 1905-1966(菅孝行編)」
・扇田昭彦「こんな舞台を観てきたー扇田昭彦の日本現代演劇五十年史」

 いずれも力作で、今年の演劇書は豊穣だった。議論の結果、渾身の書き下ろしで、類を見ない面白さの長谷川康夫「つかこうへい正伝」に決まった。

by engekibukuro | 2016-04-02 09:16 | Comments(0)  

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