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1月15日(日)

 
 毎年恒例の自治会主催の団地の餅つき大会、40年来住んでいるが、今年の餅をもらう行列は、もう高齢者ばかり・・。昔は子供たちが大騒ぎして、それはそれは正月の華やぎがあふれていたのに・・。並んでいるのは、ジイサン、バアサンばかり・・・。といっても、ジイサンはオレだけだぞ・・・。
 つきたての餅をもらって、熱い汁粉をもらう・・。何も入っていない小豆の汁だが、その熱いただ甘いだけの汁粉が寒空の下では結構うまい・・・。

 新潮文庫の夢野久作傑作選「死後の恋」を読んだ。甘美、狂気、旋律の短編集だが、話の面白さもることながら、夢野の格調を格調と感じさせない日本語の魅力がすごい・・。戦前の探偵小説の雑誌「新青年」に書いていた小説家は、久生十蘭をはじめ、とても文章が、一つ突き抜けた個性的な魅力があった。その代表が大傑作「ドグラ・マグラ」を書いた、この夢野久作だ。

by engekibukuro | 2017-01-16 09:21 | Comments(0)  

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