4月18日(火)M「忘れる日本人」KAAT×地点

作:松原俊太郎、演出:三浦基 KAAT神奈川芸術劇場
 舞台中央に桟の上に木製の舟がおいてある。この芝居は、7人(女3、男4)の俳優が、胸に日の丸を張って、ワッショイ々と言葉の前後に掛け声を発して、船の周りをそれぞれのポーズで回りながら、、そして舟に乗ってワッショイ、ワッショイ!時に大音響が舞台を震わせて・・そして全員で舩を桟で担ぎあげ、さらに客に呼び掛けて参加させ、舞台を舟を担ぎ上げながら舞台を回る・・。
 三浦は”チェーホフなら、革命前夜の時期に斜陽した貴族を描いているとか、イエリネクなら原発問題がはりついている上でのデモクラシーの話だとか、一応は間違うことなく何かを言えるわけです”と書き、しかし、このテキストにはそういうものがなく、”のれんに腕押しのようなどこまでも答えが出ない抽象性”があるばかりで、どこまでいっても答えがでない・・”とも書き、”今は息苦しさの中でもがいています。ただし私は、悪人なのでひとりでもがきません。今日、お越しの観客のみなさんと一緒にもがきたいと思います。来ていただいた上になんですが、みなさんの協力なしでは、日本の演劇の前身はありかせん。よろしく。”胸に日の丸をつけているから、客と一緒に担ぎ上げているのは”日本国”だとか思ってもみたが、結局、わたしは、何を演じてもいい、地点の俳優陣の安部聡子を中心にしたアンサンブルの魅力に尽きるとしかいいようがなかった。勿論、陣頭指揮の三浦もだ・・。
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by engekibukuro | 2017-04-19 10:01 | Comments(0)  

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