5月9日(火)ウラジミール・ソローキン「氷」

 ウラジミール・ソローキン「氷」三部作のうち、一部「ブロの道」、二部「氷」を読んだ。佐藤優はこの小説を、現代ロシア文学の傑作だという。ポストモダン小説で、SFのような要素もあり、決して読みやすい小説ではない。シベリヤに大隕石が落ち、その調査隊に加わった隊員の一人が、不思議な氷の塊に撃たれ、”心臓(こころ)”に衝撃を受け、新しい人間に変貌する。その氷で作ったマンマーで撃てば、”心臓”の仲間が見つかるのだ、この男が”心臓”の友の女性と遭遇して二人で、”心臓”の仲間をスターリン治下のソ連で増やしていく・・。仲間の特徴は全員金髪碧眼である。この”心臓(こころ)”をもつ人間が現実世界を超越した存在で、二部まで読んでもよく解らないが、人間の希求の深部を感じさせることは確かだ。それと、この小説をソローキンが思いついたのが、ソローキンが日本にいた時で、宿泊していた吉祥寺に戻るときだったそうだ。今三部「23000」にかかっているが、読むのが大変・・・。

・毎月の食事当番の日、邱永漢著「食は廣州に在り」から、前から作りたいと思っていた「クレソン牛肉」を作る。熱湯で一瞬湯がいたクレソンを下味をつけた牛肉で炒めるだけのもの。期待したほではなかったが、まあまあだった。
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by engekibukuro | 2017-05-10 09:36 | Comments(0)  

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