8月30日(水)S「イマジネーション・レコード」ニブロール

振付・演出:矢内原美邦、映像:高橋啓祐、音楽:SKANK⋰スカンク、KAAT神奈川芸術劇場
ニブロールの舞台を結成20年目の公演で初めて観た。ダンスのグループとばかり思っていたが、ダンサーと役者の混合グループで台詞を叫びながら踊る舞台なのだ。
 ”私たちはなにもかも留めておきたくて簡単にシャッターを切っては、どうでもいいことを記録する。でもそこには私たちが探している本当の風景はあるのだろうか?記録した風景は何十億にも重なり、やがて曖昧なただの残像になっていくだろう。失われた時間をつなぎとめてくれるのは 私たちのイアマジネーションだけかもしれない。そこには、楽しいことも悲しいことも理性も暴力も現実も、またその逆もある。理想ではでは描き切れない明確な線がある。私たちは、いま目の前にある風景をレコードしなければならないと思う。この何でもない日々を。いまそこを流れていく時間を。そして、記録しても記録しても消えてしまうものについて考えなければと思う。手を伸ばしても届かない時間について。距離について。風景について。”以上が、今回の舞台のNibrollのコンセプトだ。そのコンセプトに関わるダンスと叫び、それらを高橋の映像がさらそのにコンセプトの奥へ奥へと彩どり深めてゆく・・。パフォーマーたちのワイルドな挙動と、高橋の映像を矢内原は客の頭と心のレコードとなるべく荒々しく、しかも繊細に演出した。初めてのニブロールの舞台、とても良かった!

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by engekibukuro | 2017-08-31 10:18 | Comments(0)  

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