9月9日(土)M「DOUBLE TOMORROW」演劇集団円

構成・演出:ファビアン・プリオヴィル、演出補:瀬山亜津咲、ドラマトウルク:長島確、吉祥寺シアター
新劇の集団円が、新劇の殻を破って、新しい表現の分野を拓こうとする大変な意欲作だ。ファビアン・プリオヴィルはピナ・バウシュの「タンツ・シアターに所属していた。この作品も、一つのフイジカルシアター。だが、ダンス的な表現は使わず、15人の男女の俳優が、それぞれアイデイアを出して、エピソードをつなげてゆく。象徴的に使われるのはピンポン玉だ。2時間15分の上演だが、終着までの一貫したコンセプトというべきものは、度外視して、異なるシーンを連鎖させて、万華鏡のような舞台の変化自体を目指す。下手をすれば自己満足の熱気ととらわれかねないが、そこは橋爪功率いる新劇の老舗の俳優たちが自分たちの技量を存分に表出した舞台で、新しい分野を切り開こうとする意欲そのものを観客に感受させたのだ。

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by engekibukuro | 2017-09-10 09:55 | Comments(0)  

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