9月10日(日)

片山杜秀著「国の死に方」(新潮社)を読む。ポッダム宣言受諾の際、国がこだわった「国体」、その「国体」とはなになのか。天皇を頂点にした国家のために何百万人も死んだ「国体」。そして、敗戦。国は変わる。「国体より重い命のない国」から「人の命は地球より重い」へと捻転した。そして”国家が国民に決して死ねと言えない国。新たな犠牲の論理も与えられない国。犠牲社会は少なくとも表向きには片鱗さえ存在を認められない。利益社会だけしかない。それはそれで素晴らしい。が、その国にはたはり死せる国体のあとのとてつもない空白がある。”・・・そして”世界に冠たる地震大国が、国中を原子発電所だらけにしてしまった。そんなに国を死なせたいのか。”片山の本を読むこと、そのことで本当の正気というものに立ち返ることができる。

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by engekibukuro | 2017-09-11 10:35 | Comments(0)  

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