9月30日(土)M「33の変奏曲」劇団民藝

作:モイゼス・カウフマン、訳・演出:丹野郁弓
現代のニューヨーク、音楽理論学者キャサリンは、難病におかされながら研究を続けている。デイアペリという楽譜出版社の作った凡庸なワルツ曲を元に、ベートーベンが33もの変奏曲を作った、その謎を追うためである。一方1819年のウイーン、やはり病に侵されたベートーベンがその変奏曲を作り始めている。キャサリンはドイツにわたり、ベートーベン・ハウス資料室の司書ゲルデイ、娘クララ、看護士マイクの助けを借りながら研究を続ける。しかし、病気は徐々に進行し、やがて動くこともかなわなくなった彼女の前に、ベートーベンが現れる。この芝居はその変奏曲の謎を追って、短いシーンを連鎖させながら、現代とウイーンを交互に見せてゆく。よくできた芝居で、面白いのだが、キャサリンを演じる樫山文江が案外平板で、芝居がもうひとつ深まらない感じを免れなかった。

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by engekibukuro | 2017-10-01 09:52 | Comments(0)  

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