10月5日(木)S「トロイ戦争は起こらない」新国立劇場中劇場


作:ジャン・ジロドウ、翻訳:岩切正一郎、演出:栗山民也
 この高名な戯曲を舞台で初めて観た。なるほどこういう明確な台詞劇なのだとわかり、良い上演だと思った。特に個人的なことかもしれないが、この劇で元老院の長で詩人のデモコスを演じた大鷹明良を観て感慨深かった。大鷹の芝居は、彼が今静岡芸術劇場にいり美香理やドイツで演劇活動いる原ひさ子らと芝居をしていた劇団蟷螂のころから観ていて、今回の芝居で、この芝居を支える重要な役を立派に果たして、舞台を支えていたのに感動した。それとトロイ王妃エキューブを演じた三田和代、新国立劇場の舞台を常に演劇として膨らませることができるできる女優の第一人者の女優であることは、井上ひさしの数々の舞台で明らかだったが、今回も彼女が出てくると舞台の濃度が深くなり、演劇性が高まるのだった。


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by engekibukuro | 2017-10-06 10:03 | Comments(0)  

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