11月11日(土)M「地獄谷温泉 無明の宿」KAAT神奈川芸術劇場

作・演出:タニノクロウ、庭劇団ペニノ
この作品は第60回岸田国士戯曲賞を受賞したものだ。舞台は、作者タニノの故郷である北陸の湯治宿、この宿に余興に呼ばれたと言う人形師の親子、だが宿についたのだが、宿主がいない湯治場だった。この宿には、盲目の男、浴客の背中を流す三助、老婆、芸子など一癖も二癖もある人物が次々に登場する。見ているほうがたじたじするような、老婆や芸子の入浴場面もある・・・。そして、それらを見せる舞台装置が見事だ。二階建て回転舞台をフルに活かし、鮮やかな舞台転換がこの宿の一種の神秘性を深め、人間の無明の世界、その世界に生きる人間たちの
迷いの薄明の世界をじわじわと浮かび上がらせる。人形師の小人のマメ山田の、その小ささが逆に神秘的な存在感を舞台ににみなぎらせて、この芝居の中心的役割を果たしていた。そして、やがてこのあたりに北陸新幹線が開通する。それがこの無明の世界の暗い豊かさを消すような工事の轟音が聞こえてきた・・。
おもろ、先週の土曜日は店主の誕生日で休みだったので、2週間ぶりの泡盛がうまい。沢さん、中川君と・・。

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by engekibukuro | 2017-11-12 09:51 | Comments(0)  

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