11月22日「くじらの見た夢」座・高円寺

作・演出:坂手洋二、燐光群
坂手には鯨を主題にした優れた舞台があった。鯨は逆手にとって終生の主題のようだ。今回は沖縄のイルカ漁だ。”イルカ漁の豊な歴史を抱く平和な名護漁港と、米軍基地の占拠された辺野古。同じ名護市なのに、海の風景は、西岸と東岸で、まったく違うのだ。”この芝居は、坂手のもう一つの主題、沖縄とくじらの主題ががったした作品だ。この舞台を観ながら、イルカ・くじらと沖縄のいろいろのことを学べる。だが、ざまざまな坂手の取材で得た情報が舞台の演劇性と拮抗して、ややもすると情報過多でそれを咀嚼するのに精一杯になってしまうきわみがあった。いまの日本の最大の問題は沖縄であること、日本が真に自立するのは沖縄が結節点だと私も思っていて、この舞台のアクチュアリテイは貴重なものだと思うが、もうすこし演劇的に整理されいたらとも、思ったのだ。

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by engekibukuro | 2017-11-23 09:35 | Comments(0)  

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