12月1日(金)S「雀去冬来ーすずめさりてふゆきたる」江戸あやつり人形・結城座

脚本:ザオ・ビンハオ、構成・演出:ワン・チョン、翻訳:延江アキコ、人形美術:串田和義、座・高円寺
 結城座の初の試みだ。舞台での結城孫三郎以下の結城座の面々が遣う人形芝居と、それに参加する生身で演技する温泉ドラゴンの坂本篤の芝居をライブ映像にして舞台上部で見せる、出し物を二重に見せる試みだ。話は老人ホームでの出来事・・。その老人ホームに新人介護士として坂本扮する小林が着任した。小林は前科二犯の過去がある。無事定年を望むことだけを望む医師と共にホームの老人たちの世話をし始めた小林の日常は、老人たちのと吐しゃ物や排泄物の処理を繰り返すことになってゆく。そのホームへ自分を兎だと思い込んでいる少女チリレンが間違って父につれてこられた。このチリレンが老人たちの慰めになるのだが・・・。この人形芝居の凄さは、人形だから見せることのできる老人たちの凄まじい老醜だ・・。ライブ映像で拡大して見えるので、私のような老人は、見ていられないような気持になってくる。それでも老人たちの、およそ老齢という現実を直視できるよい機会だった、と無理にも思うようとはしたのだが・・。まあ、チリレンがいたから、多少とも慰めにはなったのだが・・。あまり明るい気持ちでは帰れなかった、もう酒が飲みたくて・・。

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by engekibukuro | 2017-12-02 10:29 | Comments(0)  

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