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3月30日(木)「ゲゲゲの鬼太郎」

原作:水木しげる、脚本・作詞・演出:ラサール石井、音楽:玉麻尚一 
挿入歌 詞:水木しげる 曲:いずみたく「ゲゲゲの鬼太郎」「カランコロンの歌」
ASP イッツフォーリーズ公演 俳優座劇場
 正直にいって、水木しげるの原作もよく読んでいない、だからこの舞台の鑑賞も心もとない。だが、知らない役者ばかりだが、主人公マサオが”鬼太郎”として生まれ変わるという、この舞台のテンポの良さ、元気はつらつたる歌と芝居は、十分楽しめた。ラサール石井の舞台つくりの多彩さがとても印象に残った・・、春休みの子供たちと一緒に・・。
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by engekibukuro | 2017-03-31 06:57 | Comments(0)  

3月29日(水)M「ハテノウタ」MONO

作・演出:土田英生、東京芸劇シアターウエスト
 ”ある薬のおかげで100歳間近になっても若いままの人々。服用の度合いによって老け方が違うらしい。しかし、共通しているのは、今年中に全員死ななければならないというこだった。皆は集まり、懐かしいエピソードで盛り上がる。ただ、未来のことは語れないのだ。”
 今年中に死ななければならない人々が、母校の高校の教室に集まって、カラオケに興じ、昔の話で盛り上がるのだが、中にはそっと教室を抜け出してしまう女子もいて・・・。全員長生きの若いときの姿を保っているのだが、全員99歳、そして全員その誕生日に施設で死ぬ。最後に、全員カラオケで盛り上がっているときに、今日が誕生日の一人が(実はその一人へのお別れ会だった)、そっと教室を抜け出す、みんなそれをしているが、引き留めない。女優4人参加のMONOのアンサンブルの魅力が物悲しく、きたるべき死の重みを感じさせた舞台だった。
・追悼講演会「演劇人佐伯隆幸とは誰だったか」が学習院創立百周年記念会館正堂で開かれた。
 講演者は、劇団黒テントのかっての同士で、座。高円寺芸術監督・劇作家・演出家の佐藤信、中央大学教授の高橋治男、東京大学名誉教授の渡邊守章の諸氏。
 佐藤信は、講演のしめめくくりに、土方巽風のダンスを踊ってかっての同士佐伯隆幸へ思いを現した。次に会場を移して「思い出を語る会」へ・・。芝居関係者、学会の人ら大勢での盛会だった。
 さようなら、佐伯さん!
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by engekibukuro | 2017-03-30 07:05 | Comments(0)  

3月28日(火)M「亡国のダンサー」

作・演出:佐藤信、劇団黒テント、ザ・スズナリ
 佐藤信が2003年以来14年ぶりに劇団に書き下ろした新作だ。創立メンバーの服部吉次が主役で、20代から70台まで約20人が出演。小部屋に押し込められた男の話と、曽我入鹿が中大兄皇子と忠臣鎌足に暗殺された政変「乙巳(いつし)の変とが交錯、物語を形作る。佐藤は「正体不明のザワザワした居心地の悪さを劇にした」と言う。(「朝日新聞」インタビュー)。並行して、小部屋に押し込まれた「わたし」(服部)が陰謀に巻き込まれる話が展開する。暗証番号や本人確認などの用語が登場、情報化社会に翻弄される姿を描いた。佐藤は「現代にいろいろな側面からスポットを当てた芝居」と話すが・・・。なかなか観ていて難解な芝居で、それは佐藤独特の難解さで、それは昔から変わっていない・・。解る、解からないを凌駕した佐藤の芝居の独特の現代感覚が昔からの魅力なのだ。その証拠だというか、劇場は超満員、佐藤・黒テントのファンは健在なのだ。
 ・「因幡屋通信」(宮本起代子芝居噂)2017年55号が出た。今号は、劇団フライングステージの「FamilyFamiliar 家族、かぞく」(関根信一作・演出)と朗読劇「季節が僕たちを連れ去ったあとに」山田太一編「寺山修司からの手紙」(広田淳一構成・演出)を取り上げている。そして2016年 因幡屋演劇賞は★文学座四月アトリエの会、H・イプセン作、稲葉賀恵演出「野鴨」、★劇団文化座宮本研作、米山実演出「反応工程」、★スタジオソルト×マグカル劇場、椎名泉水作・演出「7・2016verー僕らの7日目は、毎日やってくる」、★劇団フライングステージ(前述)★文学座有志による企画公演久保田万太郎作、生田みゆき演出「霙ふる」の5本。「野鴨」が一位なのが嬉しい。「因幡屋通信」連絡先、inabaya@leaf.0cn.ne.jp
なお「悲劇喜劇」5月号でも、ハヤカワ「悲劇喜劇」賞選考委員の加島茂が、年間回顧で「野鴨」を評価し、稲葉賀恵の演出力を評価していた。「野鴨」私の年間ベスト1なので嬉しいい限りだ。
・「亡国のダンサー」の観劇後、谷岡さんとお茶をした。
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by engekibukuro | 2017-03-29 08:27 | Comments(0)  

3月28日(火)M「亡国のダンサー」

作・演出:佐藤信、劇団黒テント、ザ・スズナリ
 佐藤信が2003年以来14年ぶりに劇団に書き下ろした新作だ。創立メンバーの服部吉次が主役で、20代から70台まで約20人が出演。小部屋に押し込められた男の話と、曽我入鹿が中大兄皇子と忠臣鎌足に暗殺された政変「乙巳(いつし)の変とが交錯、物語を形作る。佐藤は「正体不明のザワザワした居心地の悪さを劇にした」と言う。(「朝日新聞」インタビュー)。並行して、小部屋に押し込まれた「わたし」(服部)が陰謀に巻き込まれる話が展開する。暗証番号や本人確認などの用語が登場、情報化社会に翻弄される姿を描いた。佐藤は「現代にいろいろな側面からスポットを当てた芝居」と話すが・・・。なかなか観ていて難解な芝居で、それは佐藤独特の難解さで、それは昔から変わっていない・・。解る、解からないを凌駕した佐藤の芝居の独特の現代感覚が昔からの魅力なのだ。その証拠だというか、劇場は超満員、佐藤・黒テントのファンは健在なのだ。
 ・「因幡屋通信」(宮本起代子芝居噂)2017年55号が出た。今号は、劇団フライングステージの「FamilyFamiliar 家族、かぞく」(関根信一作・演出)と朗読劇「季節が僕たちを連れ去ったあとに」山田太一編「寺山修司からの手紙」(広田淳一構成・演出)を取り上げている。そして2016年 因幡屋演劇賞は★文学座四月アトリエの会、H・イプセン作、稲葉賀恵演出「野鴨」、★劇団文化座宮本研作、米山実演出「反応工程」、★スタジオソルト×マグカル劇場、椎名泉水作・演出「7・2016verー僕らの7日目は、毎日やってくる」、★劇団フライングステージ(前述)★文学座有志による企画公演久保田万太郎作、生田みゆき演出「霙ふる」の5本。「野鴨」が一位なのが嬉しい。「因幡屋通信」連絡先、inabaya@leaf.0cn.ne.jp
なお「悲劇喜劇」5月号でも、ハヤカワ「悲劇喜劇」賞選考委員の加島茂が、年間回顧で「野鴨」を評価し、稲葉賀恵の演出力を評価していた。「野鴨」私の年間ベスト1なので嬉しいい限りだ。
・「亡国のダンサー」の観劇後、谷岡さんとお茶をした。
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by engekibukuro | 2017-03-29 08:27 | Comments(0)  

3月28日(火)M「亡国のダンサー」

作・演出:佐藤信、劇団黒テント、ザ・スズナリ
 佐藤信が2003年以来14年ぶりに劇団に書き下ろした新作だ。創立メンバーの服部吉次が主役で、20代から70台まで約20人が出演。小部屋に押し込められた男の話と、曽我入鹿が中大兄皇子と忠臣鎌足に暗殺された政変「乙巳(いつし)の変とが交錯、物語を形作る。佐藤は「正体不明のザワザワした居心地の悪さを劇にした」と言う。(「朝日新聞」インタビュー)。並行して、小部屋に押し込まれた「わたし」(服部)が陰謀に巻き込まれる話が展開する。暗証番号や本人確認などの用語が登場、情報化社会に翻弄される姿を描いた。佐藤は「現代にいろいろな側面からスポットを当てた芝居」と話すが・・・。なかなか観ていて難解な芝居で、それは佐藤独特の難解さで、それは昔から変わっていない・・。解る、解からないを凌駕した佐藤の芝居の独特の現代感覚が昔からの魅力なのだ。その証拠だというか、劇場は超満員、佐藤・黒テントのファンは健在なのだ。
 ・「因幡屋通信」(宮本起代子芝居噂)2017年55号が出た。今号は、劇団フライングステージの「FamilyFamiliar 家族、かぞく」(関根信一作・演出)と朗読劇「季節が僕たちを連れ去ったあとに」山田太一編「寺山修司からの手紙」(広田淳一構成・演出)を取り上げている。そして2016年 因幡屋演劇賞は★文学座四月アトリエの会、H・イプセン作、稲葉賀恵演出「野鴨」、★劇団文化座宮本研作、米山実演出「反応工程」、★スタジオソルト×マグカル劇場、椎名泉水作・演出「7・2016verー僕らの7日目は、毎日やってくる」、★劇団フライングステージ(前述)★文学座有志による企画公演久保田万太郎作、生田みゆき演出「霙ふる」の5本。「野鴨」が一位なのが嬉しい。「因幡屋通信」連絡先、inabaya@leaf.0cn.ne.jp
なお「悲劇喜劇」5月号でも、ハヤカワ「悲劇喜劇」賞選考委員の加島茂が、年間回顧で「野鴨」を評価し、稲葉賀恵の演出力を評価していた。「野鴨」私の年間ベスト1なので嬉しいい限りだ。
・「亡国のダンサー」の観劇後、谷岡さんとお茶をした。
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by engekibukuro | 2017-03-29 08:27 | Comments(0)  

3月27日(月)M「葵上・卒塔婆小町」

作:三島由紀夫(近代能楽集より)
演出・美術・衣裳・音楽・振付:美輪明宏 新国立劇場中劇場

 もはや天下の定番になった美輪の演組、とくに「卒塔婆小町」は見ごたえ十分、終幕・・スタンヂングオベレーション・・。高齢を感じさせない、小町の盛装と、99歳の乞食姿の風格!
 ・俳句を作る演劇人の会・於・神保町銀漢亭
兼題は「お彼岸」と「レガッタ」
 ・”ジジババが相睦みけり彼岸過ぎ”を谷岡さんに採っていただき、
 ・”お彼岸やおはぎの余命の甘さかな”を田岡さんに特選をいただいた。

   
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by engekibukuro | 2017-03-28 10:15 | Comments(0)  

3月26日(月)


 昨日のトム・プロジェクト「萩咲く頃に」評の文中、東日本大震災の日の記述で、”そして2011年3月3日”とあるのは2011年3月11日の誤記でした。まことに恥ずかしい誤記で申し訳ございません。指摘くださった山田勝仁さん、ありがとうございました。

・村上春樹「騎士団長殺し」があまりに面白かったので、買ったけれど未読だった「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読んだが、これはほとんど読めなかった。理解を越えていて、こういう実験的な小説が、「騎士団長殺し」の豊かさにつながったいるのかな、と思った・・。
・日本経済新聞の内田洋一さんに、”堀切克洋君にシス・カンパニーの「死の舞踏」と「令嬢ジュリー」の連続公演の劇評を書いてもらった”と聞いて日経の夕刊に載った劇評を読んだ。ストリンドベリ作、小川絵梨子演出のこの作品の劇評を簡潔にきちっと批評していた。内田さんは堀切君を劇評家として育てるとおっしゃっていたが、それに十分に応えている劇評だった。「死の舞踏」評の文中に”現代にも通じるブラックコメデイーとしての上演が狙いだが、皮肉に満ち溢れたセリフには笑いの要素がもっと欲しい。夫婦という営み自体が一種の三文芝居なのだから”とあった。堀切君、若いのに
結婚してそう間がないのに、もうそういう境地に達したのかとびっくりした・・。
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by engekibukuro | 2017-03-27 10:17 | Comments(0)  

3月26日(月)


 昨日のトム・プロジェクト「萩咲く頃に」評の文中、東日本大震災の日の記述で、”そして2011年3月3日”とあるのは2011年3月11日の誤記でした。まことに恥ずかしい誤記で申し訳ございません。指摘くださった山田勝仁さん、ありがとうございました。

・村上春樹「騎士団長殺し」があまりに面白かったので、買ったけれど未読だった「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読んだが、これはほとんど読めなかった。理解を越えていて、こういう実験的な小説が、「騎士団長殺し」の豊かさにつながったいるのかな、と思った・・。
・日本経済新聞の内田洋一さんに、”堀切克洋君にシス・カンパニーの「死の舞踏」と「令嬢ジュリー」の連続公演の劇評を書いてもらった”と聞いて日経の夕刊に載った劇評を読んだ。ストリンドベリ作、小川絵梨子演出のこの作品の劇評を簡潔にきちっと批評していた。内田さんは堀切君を劇評家として育てるとおっしゃっていたが、それに十分に応えている劇評だった。「死の舞踏」評の文中に”現代にも通じるブラックコメデイーとしての上演が狙いだが、皮肉に満ち溢れたセリフには笑いの要素がもっと欲しい。夫婦という営み自体が一種の三文芝居なのだから”とあった。堀切君、若いのに
結婚してそう間がないのに、もうそういう境地に達したのかとびっくりした・・。
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by engekibukuro | 2017-03-27 10:17 | Comments(0)  

3月25日(土)M「萩咲く頃に」

作・演出:ふたくち つよし、トム・プロジェクト プロデュース、全労済ホール/スペース・ゼロ 
 全労済文化フェステイバル
”父は息子に期待した。息子はその期待に応えられず、引きこもった。妹はそんな兄を許すことができなった。しかし、母だけは、どんな時も見守り続けた。
 そして2011年3月11日。あの日を境に家族はバラバラになった・・。「父さん、頑張ったんだよ、僕は」 東北のとある町で暮らす澤田家。これは、家族の絆を紡ぐ物語です”
 以上は公演ちらしの、この芝居の梗概である。再演で、初演は2年前である。ひじょうに緊密に配慮された上質なホームドラマである。高校しか出ていない父の息子にかける過剰な期待に、心が折れてしまい、ひきこもりになったた息子。この息子を中心にした劇だが、息子を演じた西尾友樹が、気持ちが客席に直に伝わってくるような演技で、その息子を中心に、音無美紀子の母、大和田獏の父、妹の藤沢志帆、息子と結婚することになる女性を演じる森川由樹、その演技陣のアンサンブルの良さが傑出している舞台だった。息子は、大震災のボランテイアで知り合った女性との付き合いで細々ながらもきちんと立ち直ったのだ・・。
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by engekibukuro | 2017-03-26 09:41 | Comments(1)  

3月24日(金)第4回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞


 ・ハヤカワ「悲劇喜劇」賞の贈賞式・祝賀会が明治記念館で行われた。
今回受賞作品は、ケラリーノ・サンドロヴィッテ作・演出の「キネマと恋人」(KERA・MAP)
 選考委員は今村忠純、加島茂、小藤田千恵子、高橋豊、辻原登。
 この芝居はウッデイ・アレンの映画「カイロの紫のバラ」を元にした作品で、ケラはウッデイ・アレンのファンで前にもアレンの映画を劇化した題名は失念したが作品があった。
 この受賞はいかにも「悲劇喜劇」賞にふさわしい作品だった。
矢野誠一さんの音頭で乾杯し、祝賀会に入り、西堂行人、内田洋一、七字英輔さんらと歓談。ケラさんの芝居は昔から観ていて、今回の受賞はほんとうに嬉しいし、いまの日本で駄作がまったくない劇作家はケラさんだけだろう。ケラさんにおめでとうの挨拶、ケラさんはこの演劇ブログを読んくれているらしい。
 明治記念館は料理のおいしさと庭園の桜で名高いのだが、酔って話に夢中になって、ろくろく料理も食べず、桜もみなかった・・。ダメだな・・
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by engekibukuro | 2017-03-25 09:48 | Comments(0)