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4月29日(土)紙芝居 アメ横のドロップ売り

作:唐十郎、演出:金守珍 新宿梁山泊 創立30周年記念第1弾
 唐十郎書き下ろし作品 連続公演
”戦後まもないアメ横、廃れてゆく紙芝居の手伝いをしている女:艶、幅員兵の男:牧村が出会う。無くなった一枚の紙芝居の絵を巡り、戦後の土地回収や利権も絡み二人は巻き込まれてゆく。”
 それは紙芝居「おおかみ王女」は作・画の山口正太郎は関西の人間で、それを東京で興行する利権がややこしいのだ・・。それに、紙芝居を見せるときの売り物のブルドックソーズつきのもの・・。
 娯楽の少ない戦後間もなくの紙芝居の隆盛と、そのあとの時代の進化での没落、唐は紙芝居への郷愁とともに戦後日本の一断面を唐流に描いて、何とも言えぬ心を打つ芝居なのだ。艶は渡会久美子、牧村は広島光、それに紙芝居をやる西池先生を元黒テントの根本和史、謎めいた女百合子を流山児★事務所の伊藤弘子が客演した。舞台がちょっと雑然として、本来その雑然さが唐芝居のテイストになるのだが、今回はそれが雑然さとしてしかならなくて流れてしまった感があった。
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by engekibukuro | 2017-04-30 06:14 | Comments(0)  

4月29日(土)紙芝居 アメ横のドロップ売り

作:唐十郎、演出:金守珍 新宿梁山泊 創立30周年記念第1弾
 唐十郎書き下ろし作品 連続公演
”戦後まもないアメ横、廃れてゆく紙芝居の手伝いをしている女:艶、幅員兵の男:牧村が出会う。無くなった一枚の紙芝居の絵を巡り、戦後の土地回収や利権も絡み二人は巻き込まれてゆく。”
 それは紙芝居「おおかみ王女」は作・画の山口正太郎は関西の人間で、それを東京で興行する利権がややこしいのだ・・。それに、紙芝居を見せるときの売り物のブルドックソーズつきのもの・・。
 娯楽の少ない戦後間もなくの紙芝居の隆盛と、そのあとの時代の進化での没落、唐は紙芝居への郷愁とともに戦後日本の一断面を唐流に描いて、何とも言えぬ心を打つ芝居なのだ。艶は渡会久美子、牧村は広島光、それに紙芝居をやる西池先生を元黒テントの根本和史、謎めいた女百合子を流山児★事務所の伊藤弘子が客演した。舞台がちょっと雑然として、本来その雑然さが唐芝居のテイストになるのだが、今回はそれが雑然さとしてしかならなくて流れてしまった感があった。
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by engekibukuro | 2017-04-30 06:14 | Comments(0)  

4月28日(金)M「蝉の詩」劇団桟敷童子

作:サジキドウジ、演出:東憲司、美術:塵芥、すみだパークスタジオ
 北九州遠賀川の川筋者の物語。
”蝉ミンと鳴く死にたくねえ?/だって生まれて七日でお葬式/せっかく生まれたんやろ なんかやれるやろう/羽あるんやし 空飛べるやんし/この身太陽に焼かれ朽ち果てようとも/我が人生踏んだり蹴ッたりッ/だけど笑う蝉は黄金色ー/俺 そんな蝉になりてえ なッちゃるけんッ/俺 泣いても仕方がねえ、上をみろー/空はすぐそこにあるやんけえ”
 『蝉の詩』作詞・サジキドウジ
 遠賀川の鍋嶋舟運輸の親方 鍋嶋六郎一家には長女から四女までいて、その一家が中心の物語で、いまやホームレスになってしまった その四女の老婆の回想で物語られる・・・。冒頭、長女壱穂が父親六郎を包丁で刺す、六郎は血まみれ、この六郎を佐藤誓が演じ、壱穂を板垣桃子が演じる、七日間せい一杯生きて死んでしまう蝉のような激しい人生を、この一家は生きて、その生きざまを佐藤と板垣がそのトーンを醸成した・・・。さまざまな複雑な話が錯綜して、火を噴くような芝居になった。北九州の炭鉱の有様、最盛期の西鉄ライオンズ、この物語の背景には東の故郷北九州への底知れない郷愁、哀惜が潜んでいて、それが一挙に奮発したような、まさしく劇団桟敷童子にしかできない、むろん塵芥の舞台ぎりぎりまで飾られた美術とともに、見ごたえ十分な舞台だった。
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by engekibukuro | 2017-04-29 06:25 | Comments(0)  

4月27日(木)S「化粧」こまつ座

作:井上ひさし、演出:鵜山仁、所作指導:沢竜二、製作統括:井上麻矢、紀伊国屋ホール

 大衆演劇の座長五月洋子が、取り壊される寸前の楽屋で、それまでの人生を一人語りする。この五月洋子を演じるのは平叔恵、劇場が取り壊される工事の大音響で、一座の林立する幟りが倒れ、揺れる楽屋で、五月が衣裳を着かえながらの一人語りは、なかなかの見もので、平は座長の貫禄をあますところなく演じて見せて、昔産んでよそにやってしまった息子が、今若手のスターになったこと、その嘘か誠がわからない人生の不可思議を語って、楽屋は壊れてゆく、平は魅力的だが、大衆演劇の座長としては今回は品がありすぎるかな・・。
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by engekibukuro | 2017-04-28 07:33 | Comments(0)  

4月26日(水)


 堀切克洋君から、彼の書いた俳句と彼がフランに留学して研究してきたアントナン・アルトーに関する論文をいただいた。 
 俳句は第三回新鋭評論賞の大賞を受賞した「見性としての写生 後藤夜半の滝の句をめぐって」だ。この論文についての解説、それについての解説の筑紫盤井「堀切克洋の俳人協会新鋭評論集ー後藤夜半の「滝の上に」の句の時間性」(俳句四季2017-5月号)。
 これは後藤夜半の句「滝の上に水現はれて落ちにけり」についての考察だが、俳句初心者にはちょと難しい専門的な論文だ。
 アルトーについては、立教大学の「立教映像身体学研究」2017・NO5.に載った「テクストの多様性ーアルトーの魅力と難しさについて」だ。”要するに(アルトーのテクストは)賞味期限が切れにくいテクストだということです。常に時代によってアップデートされていく。そういう意味で、アルトーは「過去を生きた」というよりは、むしろ常に「未来を生きている」のかもしれません。”と書いている。白水社のアルトーの著作集があるので、読み返してみようという気持ちにさせた論文だった。
 ほかに中沢新一・小澤實「俳句の海に潜る」の書評(俳句 2017・5月号)と日経の4月18日の夕刊に書いたシアターコクーンの「フェードル」の劇評。この劇場も適格だ。特に大竹しのぶ以外の役者は単調だが、唯一の例外はテラメーヌ役の谷田歩であろうというのはそうだと思う。
 とにかく、昭和58年生まれの堀切君、俳句の実作も評論も、さらに演劇評論も前途洋々で、こういう若い友達がいるのは老人の幸せだ。
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by engekibukuro | 2017-04-27 09:50 | Comments(0)  

4月26日(水)


 堀切克洋君から、彼の書いた俳句と彼がフランに留学して研究してきたアントナン・アルトーに関する論文をいただいた。 
 俳句は第三回新鋭評論賞の大賞を受賞した「見性としての写生 後藤夜半の滝の句をめぐって」だ。この論文についての解説、それについての解説の筑紫盤井「堀切克洋の俳人協会新鋭評論集ー後藤夜半の「滝の上に」の句の時間性」(俳句四季2017-5月号)。
 これは後藤夜半の句「滝の上に水現はれて落ちにけり」についての考察だが、俳句初心者にはちょと難しい専門的な論文だ。
 アルトーについては、立教大学の「立教映像身体学研究」2017・NO5.に載った「テクストの多様性ーアルトーの魅力と難しさについて」だ。”要するに(アルトーのテクストは)賞味期限が切れにくいテクストだということです。常に時代によってアップデートされていく。そういう意味で、アルトーは「過去を生きた」というよりは、むしろ常に「未来を生きている」のかもしれません。”と書いている。白水社のアルトーの著作集があるので、読み返してみようという気持ちにさせた論文だった。
 ほかに中沢新一・小澤實「俳句の海に潜る」の書評(俳句 2017・5月号)と日経の4月18日の夕刊に書いたシアターコクーンの「フェードル」の劇評。この劇場も適格だ。特に大竹しのぶ以外の役者は単調だが、唯一の例外はテラメーヌ役の谷田歩であろうというのはそうだと思う。
 とにかく、昭和58年生まれの堀切君、俳句の実作も評論も、さらに演劇評論も前途洋々で、こういう若い友達がいるのは老人の幸せだ。
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by engekibukuro | 2017-04-27 09:50 | Comments(0)  

4月25日(月)M「やんごとなき二人」

作:安倍照雄、演出:平山秀幸、Space雑遊
 東京乾電池の綾田俊樹とベンガルの二人芝居で、突然闖入してくる女を、竹内芳織、太田順子、川端美郷が交代で演じる。
 大学教師の綾田が、多摩川の橋から飛び降り自殺を試みて、失敗して、川端で暮らしているホームレスのベンガルの小屋に半裸姿で入り込んでくる。綾田とベンガルの二人芝居は、前からたびたびゲストを呼んで公演してきた。久しぶりのこのコンビの芝居は、トシもとったし、哀感も深まっていい芝居だった。綾田は女房とうまくなくなっていたのに、娘の友達が家に泊まったっ時、女房と間違えてその友達の娘の胸をもんで、追い出された。ベンガルは愛していた息子を自分の配達の車で、飛び出してきた息子を轢いてしまった。その息子の骨でお守りを作って、多摩川の川辺に小屋をたてて暮らしている。長年のこのコンビの芝居、もつ焼きの店の話題で酒を飲みながら盛り上がったり、二人芝居の味はいやがおうにも深まって、心にグッとくる芝居になった。
・「舞台をまわす、舞台がまわる 山崎正和オーラルヒストリー」読了。山崎がインテレクチュアルとして、功成り名を遂げた人物だということは分かったが、こと演劇に関する部分はいただけない部分もあった。日本の演劇批評の貧困を語って、それは新聞記者が書くのが大部分だからだとといい、それでも日経の内田洋一さんのようなちゃんとした評論家もいるというのは嬉しかったが、アングラ芝居嫌いもいいが、”新宿の花園神社で紅テントと黒テントが殴り合いの喧嘩をした”などという、
そんなことは事実としてなかった。
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by engekibukuro | 2017-04-26 08:01 | Comments(0)  

4月24日(月)俳句を作る演劇人の会

於・神保町銀漢亭

今月の兼題は「ライラック」と「春の蚊」
 私の句は、・リラ咲けば誰も孤独な港町
      ・ライラック幽鬼の街に咲き誇り
   この二句を谷岡健彦さんに採っていただき
      ・リラ咲きぬ四月の残酷突き抜けて
   この句を田岡美也子さんに特選をいただいた。
・この日の朝日新聞の夕刊に谷岡さんが、東京芸術劇場で上演された「ハムレット」の劇評を書いていた。この「ハムレット」はジョン・ケアードの演出で、能の形式を使った。そのことと、ハムレットを演じた内野聖陽がノルウエー軍の総指フォーテインブラスも演じることで、今の日本の近隣諸国との危うい関係というアクチュアリテイを感じさせたと書いている。この劇評で新聞の劇評家として谷岡健彦は一家をなしたと思った。見事な劇評だった。
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by engekibukuro | 2017-04-25 10:41 | Comments(0)  

4月24日(月)俳句を作る演劇人の会

於・神保町銀漢亭

今月の兼題は「ライラック」と「春の蚊」
 私の句は、・リラ咲けば誰も孤独な港町
      ・ライラック幽鬼の街に咲き誇り
   この二句を谷岡健彦さんに採っていただき
      ・リラ咲きぬ四月の残酷突き抜けて
   この句を田岡美也子さんに特選をいただいた。
・この日の朝日新聞の夕刊に谷岡さんが、東京芸術劇場で上演された「ハムレット」の劇評を書いていた。この「ハムレット」はジョン・ケアードの演出で、能の形式を使った。そのことと、ハムレットを演じた内野聖陽がノルウエー軍の総指フォーテインブラスも演じることで、今の日本の近隣諸国との危うい関係というアクチュアリテイを感じさせたと書いている。この劇評で新聞の劇評家として谷岡健彦は一家をなしたと思った。見事な劇評だった。
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by engekibukuro | 2017-04-25 10:41 | Comments(0)  

4月23日(日)


「舞台を回す、舞台がまわる 山崎正和オーラルヒストリー」を読み続ける。
演劇にかかわる、また劇作家が、これほど権力の中枢、資本の中心(サントリーなど)にかかわる人物は今までいなかったな・・。



・競馬、京都のマイアラーズカップで狙ったミルコ・デムーロ騎乗の馬が4着でマイナス、東京のフローラSの横山典弘騎乗の穴馬が2着に来て、多少プラスに・・。
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by engekibukuro | 2017-04-24 09:20 | Comments(0)