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5月30日(火)M「俺節」TBS赤坂ACTシアター

原作:土田世紀、脚本・演出:福原允則
「ビッグコミックスピリッツ」に連載した土田の漫画の福原による劇化。青森県津軽の高校生・海鹿耕治が単身上京して、演歌歌手を目指して奮闘する群像劇。社会の底辺で暮らす人々、不法入国の外国人女性を食い物にする売春組織の女たち・・。この街で、耕治は”オキナワと呼ばれるギターで作曲をする男と知り合う。耕治を演じるのは安田章太、オキナワを福士誠治、孝治が耕治が惚れるウクライナの売春婦を、NHKの連続テレビ小説「マッサン」に出演したシャーロト・ケイト・フォクス、他に流しの歌手を六角精児、女たちを高田聖子、桑原裕子、ボスを中村まこと、街に際立つ大物を西岡徳馬が演じた。午後いっぱいのいささか長すぎる群像劇だが、なんとしても生き延びるため懸命に頑張っている社会の底辺の男女のエネルギーが直に伝わってくるような熱い群像劇だった。

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by engekibukuro | 2017-05-31 06:04 | Comments(0)  

5月30日(火)M「俺節」TBS赤坂ACTシアター

原作:土田世紀、脚本・演出:福原允則
「ビッグコミックスピリッツ」に連載した土田の漫画の福原による劇化。青森県津軽の高校生・海鹿耕治が単身上京して、演歌歌手を目指して奮闘する群像劇。社会の底辺で暮らす人々、不法入国の外国人女性を食い物にする売春組織の女たち・・。この街で、耕治は”オキナワと呼ばれるギターで作曲をする男と知り合う。耕治を演じるのは安田章太、オキナワを福士誠治、孝治が耕治が惚れるウクライナの売春婦を、NHKの連続テレビ小説「マッサン」に出演したシャーロト・ケイト・フォクス、他に流しの歌手を六角精児、女たちを高田聖子、桑原裕子、ボスを中村まこと、街に際立つ大物を西岡徳馬が演じた。午後いっぱいのいささか長すぎる群像劇だが、なんとしても生き延びるため懸命に頑張っている社会の底辺の男女のエネルギーが直に伝わってくるような熱い群像劇だった。

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by engekibukuro | 2017-05-31 06:04 | Comments(0)  

5月29日(月)「シアターアーツ 春 61」

この号、2016年の回顧特集では、ダンスの作品を取り上げた。坂口勝彦「幻想の日本を踏み越えるために」がとても読みごたえがあった。2016年のダンスおよびダンスに準じる作品から、山田うん『デイクテ』、Noism『ラ・バヤデールー幻の国』、SPACK『イナバとナバホの白兎』の3作品を取り上げている。山田うんのソロ「デイクテ」はテレサ・ハッキョン・チャによる同名の著作に触発された作品で日本の朝鮮支配を、Noism「ラ・バヤデールー幻のの国」は”かっての日本の希望であり、戦争への道を用意することいなる満州国をバレエ作品の核に据えたという意味で画期的な作品となるべきものだ。”この作品は、金森穣か平田オリザに脚本を依頼した。SPACと宮城聡の「イナバとナバホの白兎」はパリの「クロード・レビイ=ストロース劇場」に委嘱されて、日本では駿府城公園で上演された。「韓国併合、満州国、大国主命・・・すべては幻の日本だった」、現在の国家が戦前の素晴らしい日本を呼び戻すような幻想を振りまいているような事態を、坂口はダンスおよびダンスに準じる作品をとりあげて批判した、私にとっては未知の世界への教示でほんとうに有益な論考だった。ほかに嶋田直哉「評伝劇の方法ー井上ひさしと長田育恵」が長田の「SOETSU」をとりあげ、井上の最後の弟子である長田が、いかに井上の方法をきちんと学んだかを詳細に論じて立派な論文だった。それと、イキウメの前川知大の作品を取り上げた小田幸子「現代演劇にみる能舞台の変容」が非常に有益だった。


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by engekibukuro | 2017-05-30 07:16 | Comments(0)  

5月29日(月)「シアターアーツ 春 61」

この号、2016年の回顧特集では、ダンスの作品を取り上げた。坂口勝彦「幻想の日本を踏み越えるために」がとても読みごたえがあった。2016年のダンスおよびダンスに準じる作品から、山田うん『デイクテ』、Noism『ラ・バヤデールー幻の国』、SPACK『イナバとナバホの白兎』の3作品を取り上げている。山田うんのソロ「デイクテ」はテレサ・ハッキョン・チャによる同名の著作に触発された作品で日本の朝鮮支配を、Noism「ラ・バヤデールー幻のの国」は”かっての日本の希望であり、戦争への道を用意することいなる満州国をバレエ作品の核に据えたという意味で画期的な作品となるべきものだ。”この作品は、金森穣か平田オリザに脚本を依頼した。SPACと宮城聡の「イナバとナバホの白兎」はパリの「クロード・レビイ=ストロース劇場」に委嘱されて、日本では駿府城公園で上演された。「韓国併合、満州国、大国主命・・・すべては幻の日本だった」、現在の国家が戦前の素晴らしい日本を呼び戻すような幻想を振りまいているような事態を、坂口はダンスおよびダンスに準じる作品をとりあげて批判した、私にとっては未知の世界への教示でほんとうに有益な論考だった。ほかに嶋田直哉「評伝劇の方法ー井上ひさしと長田育恵」が長田の「SOETSU」をとりあげ、井上の最後の弟子である長田が、いかに井上の方法をきちんと学んだかを詳細に論じて立派な論文だった。それと、イキウメの前川知大の作品を取り上げた小田幸子「現代演劇にみる能舞台の変容」が非常に有益だった。


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by engekibukuro | 2017-05-30 07:16 | Comments(0)  

5月29日(月)「シアターアーツ 春 61」

この号、2016年の回顧特集では、ダンスの作品を取り上げた。坂口勝彦「幻想の日本を踏み越えるために」がとても読みごたえがあった。2016年のダンスおよびダンスに準じる作品から、山田うん『デイクテ』、Noism『ラ・バヤデールー幻の国』、SPACK『イナバとナバホの白兎』の3作品を取り上げている。山田うんのソロ「デイクテ」はテレサ・ハッキョン・チャによる同名の著作に触発された作品で日本の朝鮮支配を、Noism「ラ・バヤデールー幻のの国」は”かっての日本の希望であり、戦争への道を用意することいなる満州国をバレエ作品の核に据えたという意味で画期的な作品となるべきものだ。”この作品は、金森穣か平田オリザに脚本を依頼した。SPACと宮城聡の「イナバとナバホの白兎」はパリの「クロード・レビイ=ストロース劇場」に委嘱されて、日本では駿府城公園で上演された。「韓国併合、満州国、大国主命・・・すべては幻の日本だった」、現在の国家が戦前の素晴らしい日本を呼び戻すような幻想を振りまいているような事態を、坂口はダンスおよびダンスに準じる作品をとりあげて批判した、私にとっては未知の世界への教示でほんとうに有益な論考だった。ほかに嶋田直哉「評伝劇の方法ー井上ひさしと長田育恵」が長田の「SOETSU」をとりあげ、井上の最後の弟子である長田が、いかに井上の方法をきちんと学んだかを詳細に論じて立派な論文だった。それと、イキウメの前川知大の作品を取り上げた小田幸子「現代演劇にみる能舞台の変容」が非常に有益だった。


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by engekibukuro | 2017-05-30 07:16 | Comments(0)  

5月29日(月)「シアターアーツ 春 61」

この号、2016年の回顧特集では、ダンスの作品を取り上げた。坂口勝彦「幻想の日本を踏み越えるために」がとても読みごたえがあった。2016年のダンスおよびダンスに準じる作品から、山田うん『デイクテ』、Noism『ラ・バヤデールー幻の国』、SPACK『イナバとナバホの白兎』の3作品を取り上げている。山田うんのソロ「デイクテ」はテレサ・ハッキョン・チャによる同名の著作に触発された作品で日本の朝鮮支配を、Noism「ラ・バヤデールー幻のの国」は”かっての日本の希望であり、戦争への道を用意することいなる満州国をバレエ作品の核に据えたという意味で画期的な作品となるべきものだ。”この作品は、金森穣か平田オリザに脚本を依頼した。SPACと宮城聡の「イナバとナバホの白兎」はパリの「クロード・レビイ=ストロース劇場」に委嘱されて、日本では駿府城公園で上演された。「韓国併合、満州国、大国主命・・・すべては幻の日本だった」、現在の国家が戦前の素晴らしい日本を呼び戻すような幻想を振りまいているような事態を、坂口はダンスおよびダンスに準じる作品をとりあげて批判した、私にとっては未知の世界への教示でほんとうに有益な論考だった。ほかに嶋田直哉「評伝劇の方法ー井上ひさしと長田育恵」が長田の「SOETSU」をとりあげ、井上の最後の弟子である長田が、いかに井上の方法をきちんと学んだかを詳細に論じて立派な論文だった。それと、イキウメの前川知大の作品を取り上げた小田幸子「現代演劇にみる能舞台の変容」が非常に有益だった。


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by engekibukuro | 2017-05-30 07:16 | Comments(0)  

5月28日(日)S「ビンロー(檳榔)の封印」唐組 雑司ケ谷・鬼子母神

作:唐十郎、演出:久保井研+唐十郎
”1992年、台北公園での熱狂と混沌の後、日本ででの公演の幕を開けた。が・・客は入らなかった。しかしその後からの唐組の礎となった物語。このまま封印しておくわけにはいかない。見逃してしまった観客へ、そしてこれからやみつきになる新たな観客へ。檳榔の朱い封印がここに再び開かれる。”
 ”1991年、4月6日未明、アマダイ漁で台湾沖に繰りだした漁船が、正体不明の海賊に襲われる。・・舞台は一年後の東京。元無線技士・製造は、肩に魚の燻製を乗せ、松葉杖をつきながら街をさまよいながら歩いていた。・・。”この芝居は、唐の複雑多岐の劇世界であることは確かだが、いつもと違って、別種の緊張感がみなぎっている芝居だ。唐の劇作の発想のドキュメントを観ているような芝居で、役者の安易な面白がらせの演技を許さない・・・。そのため、通常の唐組の芝居と比べて、堅い印象をもたらす。それが面白くないのではなく、唐組の礎になったということがよくわかる、唐世界の土台を強力に感じさせたのだ。そういう意味で、とても有益な公演だった。

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by engekibukuro | 2017-05-29 11:12 | Comments(0)  

5月28日(日)S「ビンロー(檳榔)の封印」唐組 雑司ケ谷・鬼子母神

作:唐十郎、演出:久保井研+唐十郎
”1992年、台北公園での熱狂と混沌の後、日本ででの公演の幕を開けた。が・・客は入らなかった。しかしその後からの唐組の礎となった物語。このまま封印しておくわけにはいかない。見逃してしまった観客へ、そしてこれからやみつきになる新たな観客へ。檳榔の朱い封印がここに再び開かれる。”
 ”1991年、4月6日未明、アマダイ漁で台湾沖に繰りだした漁船が、正体不明の海賊に襲われる。・・舞台は一年後の東京。元無線技士・製造は、肩に魚の燻製を乗せ、松葉杖をつきながら街をさまよいながら歩いていた。・・。”この芝居は、唐の複雑多岐の劇世界であることは確かだが、いつもと違って、別種の緊張感がみなぎっている芝居だ。唐の劇作の発想のドキュメントを観ているような芝居で、役者の安易な面白がらせの演技を許さない・・・。そのため、通常の唐組の芝居と比べて、堅い印象をもたらす。それが面白くないのではなく、唐組の礎になったということがよくわかる、唐世界の土台を強力に感じさせたのだ。そういう意味で、とても有益な公演だった。

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by engekibukuro | 2017-05-29 11:12 | Comments(0)  

5月28日(日)S「ビンロー(檳榔)の封印」唐組 雑司ケ谷・鬼子母神

作:唐十郎、演出:久保井研+唐十郎
”1992年、台北公園での熱狂と混沌の後、日本ででの公演の幕を開けた。が・・客は入らなかった。しかしその後からの唐組の礎となった物語。このまま封印しておくわけにはいかない。見逃してしまった観客へ、そしてこれからやみつきになる新たな観客へ。檳榔の朱い封印がここに再び開かれる。”
 ”1991年、4月6日未明、アマダイ漁で台湾沖に繰りだした漁船が、正体不明の海賊に襲われる。・・舞台は一年後の東京。元無線技士・製造は、肩に魚の燻製を乗せ、松葉杖をつきながら街をさまよいながら歩いていた。・・。”この芝居は、唐の複雑多岐の劇世界であることは確かだが、いつもと違って、別種の緊張感がみなぎっている芝居だ。唐の劇作の発想のドキュメントを観ているような芝居で、役者の安易な面白がらせの演技を許さない・・・。そのため、通常の唐組の芝居と比べて、堅い印象をもたらす。それが面白くないのではなく、唐組の礎になったということがよくわかる、唐世界の土台を強力に感じさせたのだ。そういう意味で、とても有益な公演だった。

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by engekibukuro | 2017-05-29 11:12 | Comments(0)  

5月28日(日)S「ビンロー(檳榔)の封印」唐組 雑司ケ谷・鬼子母神

作:唐十郎、演出:久保井研+唐十郎
”1992年、台北公園での熱狂と混沌の後、日本ででの公演の幕を開けた。が・・客は入らなかった。しかしその後からの唐組の礎となった物語。このまま封印しておくわけにはいかない。見逃してしまった観客へ、そしてこれからやみつきになる新たな観客へ。檳榔の朱い封印がここに再び開かれる。”
 ”1991年、4月6日未明、アマダイ漁で台湾沖に繰りだした漁船が、正体不明の海賊に襲われる。・・舞台は一年後の東京。元無線技士・製造は、肩に魚の燻製を乗せ、松葉杖をつきながら街をさまよいながら歩いていた。・・。”この芝居は、唐の複雑多岐の劇世界であることは確かだが、いつもと違って、別種の緊張感がみなぎっている芝居だ。唐の劇作の発想のドキュメントを観ているような芝居で、役者の安易な面白がらせの演技を許さない・・・。そのため、通常の唐組の芝居と比べて、堅い印象をもたらす。それが面白くないのではなく、唐組の礎になったということがよくわかる、唐世界の土台を強力に感じさせたのだ。そういう意味で、とても有益な公演だった。

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by engekibukuro | 2017-05-29 11:12 | Comments(0)