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㋆30日(日)AICT公開トーク「秋元松代をめぐって」座・高円寺

第22回AICT演劇評論賞受賞:山本健一著「劇作家秋元松代ー荒地にひとり火を燃やす」(岩波書店)の著者山本さんを囲んでの公開トーク。司会:山口広子さん(朝日新聞)、劇作家永井愛さん、それと私で・・。会場には、別役実さん、秋元さんに蜷川幸雄演出での「近松心中物語」を書くことを依頼したプロヂューサーの中根公夫さん、こんど秋元作「かさぶた式部考」をテアトルピッコロで演出する藤原新平さんがいらした。ほかに谷岡健彦さん、山田勝仁さんも来てくれた。それに「唐ゼミ」の中野敦之さんも・・。私は、中期の代表作だとされる「常陸坊海尊」について、この芝居に出てくる学童疎開に行かされた子供と同じく、自分も学童疎開に行ったので、その個人的体験を軸にして「常陸坊海損尊」について話した。山本さんにこの本の核の部分を改めて聞くことができたし、中根さんの秋元さんについての話も面白かったし、ギャラリーからの中野君の唐十郎にからませた若々しい発言もよかった。公開の場で話すのはめったにないので、不安だったが、なんとかできた・・・。終わって、居酒屋での打ち上げで、山本、谷岡、内田洋一さんらと飲む。これも楽しかった・・。駅が一つ違いの高橋豊さんと帰る。別役さんが戦後の三大戯曲は、秋元作「常陸坊海尊」と田中千禾夫「マリアの首」、木下順二「子午線の祀り」だとおっしゃったのが、印象深かった。なるほどと心底思ったことだった。
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by engekibukuro | 2017-07-31 09:33 | Comments(0)  

7月29日(土)M「奇想の前提」鵺的、テアトルBONBON

作:高木登、演出:寺十吾
”N県S郡の南端、I湾が太平洋がつながるあたり そこには 直径二里にも足りない小島が浮いている きみは知っているだろうか この荒れはてた場所が かって「パノラマ島」とよばれていたことを”
 昨年から江戸川乱歩の著作権が消滅して、乱歩がらみの芝居が増えたそうだ。この芝居も、作者高木の乱歩への複雑な気持ちから書かれた芝居だ。とにかく、小さな劇場で、大音響がたびたび炸裂し、光が明滅するおどろおどろし世界・・。その世界で展開する男女の物語は、かなり込み入っていて、解かりにくい。中心の役を演じる佐藤誓の演技が導き手なのだが・・。階段に座布団が敷かれる盛況だった。


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by engekibukuro | 2017-07-30 06:39 | Comments(0)  

7月28日(金)★「沖ノ島」展・撮影:藤原新也、★★アンジェイ・ワイダ「残像」

★は日本橋高島屋のホールで開催されている。開館すぐにもう行列。ユネスコの世界文化遺産が決まった島だ。8万点もの神宝はすべて国宝。神職以外の上陸を拒む禁断の島だ。その島を写真家・作家の藤原新也がカメラに収めた。展示された70点の写真はどれも神々しい空気をまとっていた。出土品にははるかペルシャからシルクロードを旅してきたであろうカットグラス碗の破片などなど・・。こんな島が日本に残存していたという驚きでいっぱいになって見た・・。
★★はポーランドノの映画監督アンジェイ・ワイダの遺作。おもえば日本で初めて公開された「灰とダイヤモンド」から、この監督の映画はほとんど見ている。上映されたのも神保町岩波ホール、今回も整理券が出る盛況で、ワイダの底深い魅力に取りつかれた人々の多さを示していた。この映画は、ポーランドの前衛画家で芸術理論家のヴワデイスワフ・ストウシェミンスキ(1893-1959)が、戦後ポーランドにおけるスラーリン主義時代に芸術家の信念を貫いてたおれるまでの孤独の戦いを描いたもの。無駄なカットが一切ない、簡潔で1カット々がきちんと独立している、テーマもテーマだが素晴らしい遺作だった。しかし、スターリン主義が終焉しても、今のポーランドは右傾していて、時代というものの難しさ、困難をも感じさせた映画だった。

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by engekibukuro | 2017-07-29 06:33 | Comments(0)  

㋆27日(木)

㋆30日に、国際演劇評論家協会(AICT)日本センターでは、「劇作家秋元松代ー荒地にひとり火を燃やす」(岩波書店)で第22回AICT演劇評論賞を受賞した評論家の山本健一さんをかこんで受賞記念公開トークが行われる。(座・高円寺地下3階ー18時から19時半)。そのトークに永井愛さんと集積する。(司会は朝日新聞の山口宏子さん)。そのため、秋元の代表作とも目される「常陸坊海尊」の台詞を声を出して読む。これは、この芝居の「演劇座」の初演を1960年代に観て感激したので、主人公海尊の台詞をトークの場で読んでみようと思ったから・・。秋元の独自の方言による台詞は声を出して読むのはなかなかむつかしい・・・。

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by engekibukuro | 2017-07-28 07:28 | Comments(0)  

7月26日(水)M「あの星のモグラ」龍昇企画

作:佃典彦、演出:塩野谷正幸、Space早稲田
今日の芝居も昨日の「子供の事情」と同じ大人がランドセルしょった小学生の芝居で、しかも初期のアングラ劇のような熱気あふれる舞台で
驚いた、龍昇企画のヒット作だ。原発事故の東日本大地震で、陽明小学校5年3組が地下に潜って、地下陽明小学校5年三組として授業を続けている。この小学校は親も子供も同等だ。地下でどうやって、何を食べていきているのか、そんなことの説明はまったくない。とにかく、地下でモグラのように生きている。佃の台本もそんな説明はなくても、この地下の教室の様相は、出来事は起伏に富んでいて、塩野谷の演出も変化に工夫を凝らしていて舞台は盛り上がる。何より、昔から観ている龍昇、桜井昭子、根本和史、吉田重幸、役者としての塩野谷、龍が60をとっくに過ぎていると書いていただが、みな老骨に鞭打って、若い役者と競い合う、そのエネルギーの迫力は、私もこの地下陽明小学校5年三組の生徒として生きているのだと錯覚させるぐらいなのだ。地上から降りてきた人間もいて、地上の生活もたいへんらしい・・。この地下のモグラのような生活は、老優たちのなけなしの元気に感動するからこそだが、今の我々の暮らしも地下のモグラたちと変わらないような気持にさせた舞台だった。

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by engekibukuro | 2017-07-27 09:31 | Comments(0)  

㋆25日(火)M「子供の事情」シス・カンパニー

作・演出:三谷幸喜、新国立劇場中劇場
久しぶりに三谷の芝居を観たが、相変わらずすごい人気、中劇場は満員の盛況だ。舞台は三谷が入学していた世田谷の奥の小学校。4年3組の教室だ。三谷は書く、”小学校の教室を舞台にした、子供たちの物語を作りたいと思いました。でも芝居のうまい子役がなかなか揃わず、芝居のうまい大人の役者に集まって貰うことにしました。そんなわけで今回、出演者全員10歳を演じます。”その大人の役者は、天海祐希、大泉洋、吉田羊、小池栄子、伊藤蘭、林遣都、青木さやか、小手伸也、春海四方、浅野和之の10人。この芝居は、徹頭徹尾、この10人の役者の子供っぷりを楽しむ芝居。放課後、教室に残って、それぞれ好きな遊びにふけるのだが、大泉が演じる転校生ジョーが現れて、この放課後の様相が変わってくる・・・。三谷の作劇の自由奔放の楽しさに改めて感心する舞台だった。

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by engekibukuro | 2017-07-26 09:59 | Comments(0)  

㋆25日(火)M「子供の事情」シス・カンパニー

作・演出:三谷幸喜、新国立劇場中劇場
久しぶりに三谷の芝居を観たが、相変わらずすごい人気、中劇場は満員の盛況だ。舞台は三谷が入学していた世田谷の奥の小学校。4年3組の教室だ。三谷は書く、”小学校の教室を舞台にした、子供たちの物語を作りたいと思いました。でも芝居のうまい子役がなかなか揃わず、芝居のうまい大人の役者に集まって貰うことにしました。そんなわけで今回、出演者全員10歳を演じます。”その大人の役者は、天海祐希、大泉洋、吉田羊、小池栄子、伊藤蘭、林遣都、青木さやか、小手伸也、春海四方、浅野和之の10人。この芝居は、徹頭徹尾、この10人の役者の子供っぷりを楽しむ芝居。放課後、教室に残って、それぞれ好きな遊びにふけるのだが、大泉が演じる転校生ジョーが現れて、この放課後の様相が変わってくる・・・。三谷の作劇の自由奔放の楽しさに改めて感心する舞台だった。

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by engekibukuro | 2017-07-26 09:59 | Comments(0)  

㋆24日(月)

・俳句を作る演劇人の会 於・神保町銀漢亭

今月はひさしぶりに田岡美也子さんがいらした。
兼題は「夏痩せ」と「花火」

私は「夏痩せや貯金残高同調し」、「夏痩せで美人に見えぬこともなし」、「夏痩せで鍵を無くしてさらに痩せ」
以上、三句を採っていただいた。

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by engekibukuro | 2017-07-25 10:37 | Comments(0)  

㋆24日(月)

・俳句を作る演劇人の会 於・神保町銀漢亭

今月はひさしぶりに田岡美也子さんがいらした。
兼題は「夏痩せ」と「花火」

私は「夏痩せや貯金残高同調し」、「夏痩せで美人に見えぬこともなし」、「夏痩せで鍵を無くしてさらに痩せ」
以上、三句を採っていただいた。

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by engekibukuro | 2017-07-25 10:37 | Comments(0)  

㋆24日(月)

・俳句を作る演劇人の会 於・神保町銀漢亭

今月はひさしぶりに田岡美也子さんがいらした。
兼題は「夏痩せ」と「花火」

私は「夏痩せや貯金残高同調し」、「夏痩せで美人に見えぬこともなし」、「夏痩せで鍵を無くしてさらに痩せ」
以上、三句を採っていただいた。

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by engekibukuro | 2017-07-25 10:37 | Comments(0)