3月21日(月)豆油肉(タウユウベア)

 食事当番
・小説家檀一雄の料理指南本「檀流クッキング」には、熱海の仕事場に、台湾生まれの小説家邸永漢が陣中見舞いに訪れてきて簡単な料理を作ってくれたとある。それは、豚のバラ肉をねぎと一緒に水と醤油でみ何時間もただ煮るだけの広東料理、というより常備食だった。これはねぎに豚の味が染みてとてもうまかったとある。そこで邸永漢の名著「食は広州にあり」を読むと、その料理のレシピがあって何回か作ってみた。ただ、その本にはほんとうは皮つきの豚肉がよろしいとあるが、皮つき肉は横浜か神戸市しか売っていないそうなので、あきらめていたが、光が丘の地下商店街の肉屋でメキシコ産の皮つき肉を売っていた。それで、それを買ってねぎと一緒にトロ火で長時間煮て、レシピにあるとおりゆで卵をいれ、檀さんが書いていたこんにゃくやシイタケを入れた。メキシコ産がちょっと心配だったが、うまくできたようで、家人もちゃんと食べてくれた。
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# by engekibukuro | 2017-03-21 10:03 | Comments(0)  

3月19日(日)M「夏目漱石 夢十夜」

語り:新井純、岩間麻里(作曲・ピアノ)、安倍由美子(ヴァイオリン)、森反ナナ子(ピアノ)
千駄木 島薗邸(登録有形文化財)、主催:森の音舎

 この「夢十夜」の語りは1月28日、2月25日、3月19日と三回に分けて行われた。
今回は、第二夜、第三夜、第八夜、第十夜が語られた。途中、休憩には茶菓がでて、文京区の文化財の専門家の話があり、この千駄木が、名前の由来は薪の集散地であることや、東京大学ができてからできた町だというお話があった。新井の着物姿の語りも往時をしのばせ、とても良い時間を過ごせた。

・千駄木には、煎餅の名店、菊見煎餅の店があり、休日の谷中散策のお客で店は賑やか・・・。
私もあられと煎餅を買って帰る。
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# by engekibukuro | 2017-03-20 07:10 | Comments(0)  

3月18日(土)M「この道はいつか来た道」

作:別役実、演出:藤原新平、文学座有志による自主企画公演、文学座アトリエ
 この芝居のキャチチコピーが凄い。
・後期高齢者二人と末期演出家 あの感動をもう一度!!!
 本山可久子+金内喜久夫+藤原新平=256歳!
 初演は4年前・・。この3人初演をほとんど忘れていた、という。わたしも観ているのに忘れていた。なにやら優しい言葉で、死に行く老人を扱うホスピスから逃げ出して、ちゃんと末期がんが痛くても、ちゃんと病気に立ち向こうと、ホスピスを逃げ出して、男は女に結婚を申し込む・・。硬くなった烏賊の塩辛で祝うのだが、その烏賊もスルメみたいに硬くなっている・・。この逃避行はもう何回もやっているらしい。それを知っているのは、舞台中央の柱の横のポリバケツだけだ。二人はいずれにしろ死ぬか、ポリバケツは永遠に生きる。!この二人芝居の芝居の主役は、もしかしてポリバケツかも・・・。いずれにしろ、金内+本山という高齢役者の演技は絶品だった!
 ・おもろによって詩人の沢さんに会って帰宅。
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# by engekibukuro | 2017-03-19 07:14 | Comments(0)  

3月17日(金)M「死の舞踏」シス・カンパニー

作:アウグスト・ストリンドベリ、翻案:コナー・マクファーソン、翻訳・演出:小川恵梨子、シアターコクーン
 シアターコクーンの舞台をブリッジ形式にして両側から観る3人の芝居。スウエーデンの港近くの島に住んでいる、退役間際の60台の大尉エドガー(池田成志)、と40で代の女優上がりのその妻アリス(神野三鈴)が住んでいる。この夫婦は、毎日いがみあって暮らしている。このエドガーを前に演劇集団円で上演して、エドガーを演じた橋爪功の凄まじい偏屈ぶりを舞台いっぱいにまき散らした演技の印象が残っているが、池田のエドガーも度し難い性格の悪さを演じて、アリスの神野も負けずに悪妻ぶりを発揮する。その夫婦の元へアリスの従弟のクルト(音尾琢真)がこの島の免疫所長としてやってきた。実は、エドガーとアリスを結びつけたのは、このクルトだった。このクリスも夫婦のいがみ合いに巻き込まれる。この芝居は、エドガーの死への恐怖が主張低音として流れているが、決定的な破たんをからくも免れている。この夫婦3か月後に銀婚式を控えている。しかし、このいがみ合いも観ているとつらい人生をやりすごす一つの在り方、無意識の工夫だともとれる・・。
今回の、1時間半ばかりのストリンドベリの「令嬢ジュリー」と「死の舞踏」の小川演出の平行上演は近代古典劇の現在的な在り方を問う意欲的な試みだった。
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# by engekibukuro | 2017-03-18 07:37 | Comments(0)  

3月16日(木)M「炎 アンサンデイ」

作:ワジデイ・ムワワド、翻訳:藤井慎太郎、演出:上村聡史、企画制作:世田谷パブリックシアター、シアタートラム
 サインである。初演は2014年。主演の麻実れい他、キャストは初演と同じメンバー。中東の戦禍が生んだ壮絶な運命劇として、ギリシャ悲劇さえ彷彿させる劇だ。さらに中東、アラブ社会は現在過酷な情勢になっている。そういうアクチュアリテイのもと、、見ごたえのある再演だった
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# by engekibukuro | 2017-03-17 07:56 | Comments(0)