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3月8日M「うしろの正面だあれ」S「作品NO.6LIVINGⅡ」

M-作:別役実、演出:富永由美、旧真空鑑。東演の笹山栄一、民芸から佐々木梅治、別府康子、それと常連の岩井郁子。下高井戸の小さな劇場を長年にわたって維持し、別役劇を上演し続ける富永さんはエライ。この舞台も別役の旧作に光をあて、別役劇の魅力を改めて感じさせるものだった。元秘法零番館の俳優小林三四郎がスタッフとして手伝っていた。
S-構成・演出:真壁茂夫、OM-2/黄色舞伎団、d-倉庫。この劇場を公開するまで色々大変だったらしいが、日暮里のこのd-倉庫はなかなかステキな建物・空間だ。舞台は極私的な原因、あるいは原因不明の絶望から阿鼻叫喚の痙攣的発作に身悶えするアクション・・・・。それを呆然と見ることになるのだが、それより板や床や身体に白墨や墨で文字を書く、ライテイングパフォーマンスが面白かった。書かれた内容は薄暗くてよく読めないが、ただ、書くという行為そのもが身体表現として成立していたのが新鮮だった。

by engekibukuro | 2009-03-09 08:29 | Comments(0)  

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