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8月4日(水)メモ

▼図書館で8月号の各種雑誌を読む。

・「中央公論」佐藤優:新・帝国主義の時代ー「沖縄をめぐる国家統合の危機」、「世界」連載対談:沖縄は未来を々生きるかー太田昌秀・佐藤優「日米合意という絶対実現されない空手形」。二つともやまとによる沖縄差別を重要課題としている。太田は辺野古移設は不可能だと語る。老人を含む強力な座り込みを機動隊が暴圧したら、それでおしまいだ。それで、普天間が残ってしまう。いずれにしても煮詰まってきた。アメリカと真正面から対峙するしかない。
・「新潮」-椹木野衣「<自走する悪しき建築>ーシェイプ・フォルム・カオス:再生なき破滅*ラウンジ展」。各所でめちゃくちゃなアート展があるらしい。「破滅*ラウンジ展」など。また電話網を考察した「電脳展」には飴屋法水が「ジャパニーズ・ソング」という、電話網の中の「エロ」の氾濫を扱った作品を出品して、椹木が高い評価を与えている。・その飴屋が先月号のこの雑誌で吉本ばななと対談している。飴屋は吉本の愛読者で、全作品を読んでいるそうだ。今月号にその吉本が「どんぐる姉妹」という180枚の小説を載せている。どん子とぐり子という、子供の時に両親を交通事故でなくした姉妹の話しだ。シンプルで面白い小説ではあるが、この曲のなさと飴屋の作品が、直接関係はないにしろ、結びつかないという気持ちは残った。
・岡崎乾二郎「舞台の原理 その一(チェルフィチュの教え)」、ややこしいチェルフイチュ論で、「認識の悲劇」を明示するという。岡田利規の芝居は、岡崎のような美術批評家・画家までを鋭く刺激するようだ。

by engekibukuro | 2010-08-05 10:38 | Comments(0)  

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