11月14日(日)M「果実の門」(作・演出:下西啓正)乞局

こまばアゴラ劇場。
 下西の今まで乞局が上演した作品のエッセンスを構成しなおし集大成した作品。話の軸は、万引きして首になった元警官一家がどこやらの田舎に引っ越してきて、その警官の乱行で土地の住民にはなつまみになってしまうことから発する。その土地の住民男女も皆過去に不幸を抱えていて、物悲しい暮らしの毎日だ。いろいろな下西独特のイヤなエピソードが列挙されてゆくが、全体のつくりは端正で、複雑な多様な用途を果たす立派な凝った美術、エピソードの切れ目に入るクラシックの名曲、それらが全体の暗い雰囲気を凝縮して、下西の世界観、人間観を一望の下にさらした。登場する人間たちの生活、振る舞いが、この時代特有のものなのか、時代をこえた普遍的なものだと下西が考えているのか、興味を刺激する舞台ではあった。役者陣も乞局固有のテイストを如実に感じさせる演技だ。ただ、これら物悲しい人物たちが、大元では一様で、それが芝居を単調にしてしまう感じは拭いきれなかった。



▼メモ。なか卯で鳥塩うどんを食べて食べてみた・・。やっぱりこの店は親子丼にかぎるな・・。
・東京劇術劇場5Fの小会議室で「シアターアーツ」の編集会議。12月にでる45号には前川知大「図書館的人生3」と、長田育恵「乱歩の恋文」の2本の戯曲が掲載されることに決まった。
11月21日から24日までに開催される、AICT/IATC国際シンポジウム・オン・アジア「国際共同制作と批評の役割」の準備も忙しい。21日あうるすぽっと・会議室B、22-24東京藝術劇場中会議室。 
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by engekibukuro | 2010-11-15 14:47 | Comments(0)  

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