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5月28日(土)M「イエルマ」tpt BankART StudioNYK

作:フェデリコ・ガルシーア・ロルカ、訳/台本/詞:広田敦郎、演出:門井均、美術:朝倉摂、振付/ステージング:グスタボ・ザジャック、作曲/音楽監督/25弦箏/パーカッション/歌:かりん。
 この元日本郵船の倉庫跡の会場の太い柱が並ぶ会場を使って、tptは2009年にマイエンブルクの「醜い男」を上演してこの会場の独特の使用法を開発し、以来かっての本拠地ベニサン・ピットに替わるTo T h e Other P lace として活用している。2009年の同じ門井演出のロルカの「血の婚礼」がもっとも成功した例で、素晴らしい舞台だった。ロルカの芝居は、日本ではあまり良く出来た舞台はあまりない。スペイン独特の風土に根ざした芝居を日本で上演するのは、なかなか難しいのだと思う。しかし、この「血の婚礼」はその難点をクリアした、スペイン人の血のたぎった熱い情念がみなぎった舞台だった。こんかいの「イエルマ」はイエルマを演じた、井料留美が奮戦してロルカの世界に肉薄していた。かりんの劇中での25弦箏とパーカッションンの演奏、グスタボ・ザキャックの会場をうまく使ったステージングが朝倉の六角形の舞台美術を中心に門井が劇世界を構築して、ロルカのテクストを浮き彫りにできていた。ウマズメのイエルマの子をなせない苦悩が、夫との愛の不毛を照らし出して、大勢の女たちとの交流を背景に、不毛の悲劇性を突出させた・・・。tptは昨年の東京芸術劇場での「恐るべき親たち」も高い評価を得たし、ベニサン・ピットを離れての困難をのりきれて軌道にのってきたようで、嬉しいことだ・・。
▼メモ。ア・リーグ西地区のマリナーズはヤンキースに勝って勝率が5割になった。この地区はゲーム差がほとんどないから、マリナーズの地区優勝、ワールドシリーズ進出も夢ではなくなった。今日はイチローも打った。・おもろは、今晩は中川君だけ、この店の肉じゃがは厚揚げが入っていて、沖縄風のとても美味、あらためてこの店のたべもののよさを噛みしめた。今晩はマリナーズの5割達成を祝って泡盛を一杯増やした・・。

by engekibukuro | 2011-05-29 08:31  

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