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9月17日(土)M「罪」(作・演出:蓬莱竜太)アル・アkンパニー

新宿SPACE雑遊。
 まるで精密機械のように出来上がった芝居だ。この上演は再演で、2度目だが、初演に感じられたことが今回でも確認できた。舞台は温泉宿。定年が近い父親(平田満)のためという名目の家族旅行。母親(井上加奈子)、アタマに障害がある長男(黒田大輔)、会社勤めの妹(占部房子)の4人だ。食事も入浴もすんでなんとなくぎこちない時間をもてあましている4人が、妹の結婚話しをキッカケに、自然に長男のはなしに向ってしまう・・・。長男のしつこい妹イジメを母親が折檻して雨が降っているヴェランダに放り出し鍵をかけてしまう。それがもとで高熱をだし、障害がのこってしまった・・。もともとの妹の告げ口がウソだったり、その日の父親が酔っていて車をだせなかったり・・・、いままで懸命に表面化を抑えていたことが、この温泉宿で一挙に噴出してしまう・・。話が核心にふれてくるまでの細々したデテイールの積み重ねが、予め計られたように頂点に迫ってくる劇的緊張と迫力は、蓬莱の類まれな劇作家としての天性を感じさせた・・。出演者も十二分に蓬莱に応じていて実にも見応えがある舞台だ。そして、この一家の場合は特別な事情をかかえているが、どこの家族もなんらかの事情をかかえているわけで、この芝居は家族というものの一般解として非情にすぐれたサンプルを提供している。18,19日まで両日14:00

▼おもろ。登山家のMざん、中川君、カップル、おそまきながら初秋刀魚の塩焼き、うまかった・・。おとといもらった北朝鮮の将軍様ご用達のタバコをマスターのヒデキさんに進呈する・・、へえ、うまいね・・と。

by engekibukuro | 2011-09-18 10:06 | Comments(0)  

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