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10月28日(金)M「思い出のカルテットーもう一度唄わせてー」 

 黒柳徹子主演海外コメデイ・シリーズ第25弾、ル テアトル銀座。
作:ロナルド・ハーウッド、演出:高橋昌也。舞台は欧州では常置されている引退した音楽家が集まる老人ホーム。登場人物は元オペラ歌手男女4人。シシー(阿知波悟美)は豊満なボデイで天真爛漫な心をもつ、レジー(鶴田忍)は気がいいスケベじじい、ウイルフ(団時朗)冷静沈着で読書家、そこに昔4人でリゴレットを唄ったとこのプリマドンナ・ジーン(黒柳徹子)が入所してくる。彼女、かっての栄光をいまでもハナにかけた、エキセントリックな女、ウイルフとも短期間結婚していて、その後何度も結婚を繰り返して、早いうちに引退している。話の中心はヴェルデイの生誕記念日のガラ・コンサートのフィナーレで4人が「リゴレット」の四重奏(カルテット)を披露しようとする話が持ち上がったこと・・。ジーンは拒否する。実は彼女唄う声が出ないのだ。舞台人の引退ホームでの芝居は、欧州では定番もので、過去のアレコレの事件や人間関係などが、”実をいうと”とか”正直いって”とかでどんどん事実が暴露され、覆る・・。この芝居もそういう芝居の典型で4人の役者も黒柳を中心にしてみな巧いし、これ以上ないくらい安定している・・。最期は声がでないジーンも唄うリゴレットが見事に成立した、それはかっての4人の名舞台のCDを活用したのだ・・・・。
▼メモ。出版健保でインフェルエンザの予防注射、医科歯科大で内視鏡検査の結果をきく・・・。
ル テアトルに入る前に筋向いのギャラリー川船で末松正樹小品展を見る。画廊の人に”末松さんのお知り合いですか”と声をかけられる。”いや好きで、板橋美術館で亡くなってから初めての個展をやったでしょ”この個展のとき、美術館で見ていたのは私一人だけだった・・。末松の絵は抒情的な抽象画で、そのときすっかりファンになった・・。末松は1940年代にダンスの習得にドイツに行ったが、そのごフランスで絵画の勉学に専念、マルセーユの日本領事館の嘱託になり、フランス警察の監視下で大戦時、フランスに滞在、戦後帰国して戦後美術に新風をもたらした・・。小品は5万から15万まで値段がついていた。余裕があれば買うのになあ・・。
・今年のワールドシリーズ・カージナルス対レンジャースは史上稀に見る素晴らしいシリーズになった・・。
逆転につぐ逆転で、野球の最高の醍醐味だ。特に昨日の第六戦の延長11回裏のカ-ジナルスのフリースの逆転ホームランは球場を興奮のルツボと化した・・。今日決勝戦・・。わたしはマリナーズにいたときからのファンだった強打・好守の三塁手ベルトレイがいるレンジャーズをもちろん応援・・さて・・・。

by engekibukuro | 2011-10-29 08:38 | Comments(0)  

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