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1月29日(日)

 
 東京都写真美術館で、バレエダンサー首藤康之のドキュメントフイルムを「今日と明日の間」を見る。作品は「Between Today and Tomorrow」、「時の庭」、「空白に落ちた男」、「アポクリフ」共演者は中村恩恵、小野寺修二、斉藤友佳理、シデイ・ラルビ・シェルカウイ。テーマ音楽は椎名林檎。作品だけではなく、故郷の大分のバレエ団にはいってバレエを始めた、大分の劇場での初舞台の”やっと僕の居場所を見つけた”という回想があり、それらのフイルムから15歳で東京バレエ団で本格的にバレエダンサーを目指し、モーリス・ベジャ-ルやマシュー・ボーンを虜にした芸術性の高さ、美しさが画面からにおい立つような映画だった。ベジャールとの稽古のシーンもあるし、共演者のインタビューもある。首藤のほうから持ちかけたという、バレエではない、小野寺修二演出のマイム「空白に落ちた男」は作品としても面白いが、小野寺が”首藤さんは案外不器用だが、一回つかまえると絶対ぶれない、まさしくダンサーが天職だということを感じさせる人だ”と・・。本当に天職とはこういう人のことだと全面的に分かるダンサーだ。また、故郷の自分の出発点だったバレエ団の記念公演の演出と振付をして、小さな子供たちとの稽古風景は和やかなもので、孤高の芸術家のドキュメントとうような高踏的なフィルムにならなくてよかった。(こんな映画があるとは全然全絵しらなかったが、家人がみてきて教えてくれた。ちょうど笠井叡「カラダという書物」という本を読んでいたのでグッドタイミングだった)。

・餃子、木須肉を買い、朝日連載のケンコウテツのレシピの生姜とバラ肉の稲庭うどん入りスープを作り、ビールで家人のささやかなバースデイ・・・。

by engekibukuro | 2012-01-30 09:41 | Comments(0)  

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