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1月30日(月)M-日韓演劇フェステイバー

「トンマッコルへようこそ」(作:チャン・ジン、演出:東憲司)。劇団桟敷童子主体の座組に塩野谷正幸が参加・。朝鮮動乱時に韓国の山の上に住む村に連合軍の飛行機が墜落して、一人だけアメリカ人の飛行士が助かる・・。それにつれた韓国軍、北朝鮮軍の兵士も紛れ込んできて、平和な村が三すくみの緊張状態になってきたが・・・。この村の村人たちは、南も北も関係なくのどかに暮らしきて、兵士たちをなんとかなだめようして振舞っているうちに、兵士たちも、この平和な村を守ろうとする気持ちが高まってきて、連合軍の無差別爆撃から、自分たちが犠牲になってこの村を爆撃爆撃魔からそらす・・・。よく出来た物語で、物語演出に秀でた東の演出は、敵・味方が笑顔で一緒に写っている1枚の写真の構図を物語りとして解きほぐして感動的な舞台をつくりあげた・・・。

▼今年最初の湯島句会、投句100人を越す、隆盛一途の勢いだ・・。選句で「しかと踏む退院の日の霜柱」という句を選句したら、これが谷岡健彦さんの句で、あとできくと、私の退院にちなんで作ったそうで、嬉しい限り、さらに選句多数でさらに嬉しくて・・・。

・笠井叡「カラダという書物」に衝撃をうける・・。理解できているのはほんのわずかでしかないことはたしかだが、カラダという人間にとっての究極の絶対的な範疇を独自に精査して、新しい概念体系を創りあげる壮絶な試みだということはひしひし感じられるのだ・・。舞踊評論家の立木K子さんが”ダンスは哲学よ”と言っていあたことを思い出した・・。ダンサー笠井叡だからこその実践的でもある本なのだ・・。

by engekibukuro | 2012-01-31 10:40 | Comments(0)  

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