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4月7日(土)M「マギーの博物館」劇団民藝

原作:シェルドン・カリー、脚本:ウエンデイ・リル、訳:吉原豊司、演出:高橋清祐、紀伊国屋サザンシアター。
 カナダ・ノバスコシア州、ケープ・プレントン島の炭鉱で働く一家の話・・。この島は大西洋に面していて、はるか対岸のスコットランドからの移住者が多く住んでいる。この芝居でもスコットランドの伝統楽器バグパイプが大きな役割を果たす・・・。貧しい掘っ立て小屋に住むマギーは母と弟と炭鉱事故の後遺症の喘息で口がきけない祖父と住む・・。父と兄は炭鉱事故で死んだ・・。ある日、戦争から帰ってきたばかりのニールに出会い・・、強引に口説かれて一緒になるが・・。この小柄で気丈なマギーを日色ともえが演じ、ニールが千葉茂則。事故が絶えない劣悪な炭鉱で働く島民の苦しい暮らしの中で、マギーはつとめて明るく振舞い、ニールと暮らすのだが、とうとうこの夫ニールと弟を同時に事故亡くしてしまう・・。マギーはニールの死体とそのとき死んだ祖父の死体から切り取り、弟の死体からペニスを切り取り瓶に入れ、ホルマリン漬けにする。そして警察に捕まるが・・、釈放されたあとにそのホルマリン漬けの瓶をはじめ、炭鉱にかかわる色々な道具や遺物を収拾して炭鉱の記念博物館を開く・・。珍しいカナダの芝居で興味深いのだが、翻訳劇というのは国、その土地に密着した特別な習慣とか暮らし方が大きいと、なかなか分かり方が遠くなってしまい、この芝居も俳優たちも自分の役に馴染めていないような印象が強い・・。それと各界の人が書いている立派なパンフレットんなのに、演出家なにも書いていないのが不思議だった・・・。
▼大リーグ。マリナーズのイチロー、アスレチックス戦で1四球、1犠飛でまあ新しい3番の役割を果たした。・おもろ、カップルといま凝っている塩麹の話、なかなかこれはスグレもので、これで肉を焼く、塩ムスビの代わりにしたり、色々・・・。

by engekibukuro | 2012-04-08 10:28 | Comments(0)  

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