7月20日(金)S「千に砕け散る空の星」シアタートラム

作:デヴィッド・エルドリッジ・ロバート・ホルマン・サイモン・ステイーヴンス、翻訳:広田敦郎、演出:上村聡史、コーチブラザース。
 3週間後の土曜日に宇宙が消滅するという・・・、その日までの、英国の田舎の5人兄弟の一家の話・・。癌で瀕死の長男は実家で母と暮らし、あとの4人はちりじりで、ほとんど皆没交渉・・。最後の日に皆、故郷の家にもどって終末を迎えられるのか・・。この物語を三人の作家が書く・・。5人の兄弟も、その配偶者や子供も、みなあまり幸せでなく、エキセントリックで・・。どうもそれぞれの暮らし方や様々なエピソードの言動が、英国や英国人の特殊性がきわだっている感じで、馴染みにくい・・。テキストはそういうものにしても、長男が中嶋しゅう、母親が倉野章子、ほかに中村影男、大滝寛など実力俳優がでていて、おちついてきちんと観られるのだが、舞台との距離がなかなか縮じまらない・・。ただ、いよいよ世界がおわるという日に家族がそれを迎えるシーン、兄弟の一人が皆にウイスキーを回すのだが、誰一人正気でこの日に接したいと、ウイスキーなど見向きもしない・・。みなお世辞にもほめられない問題を抱えている人たちだが、最後には英国人の強さを、その異様な静けの裡に示し、印象的だった・・・。わたしだったらウイスキーにとびつくぞ・・・。
次男の娘を演じた安藤サクラ、最近どこかで見たなと思い出すと、映画「愛と誠」の不良番長だった・・・。
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by engekibukuro | 2012-07-21 10:10 | Comments(0)  

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