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11月2日(金)M★M:PカンパニーS★★:文化座

★「☆雰囲気のある死体ス+☆☆むりがとおれば」(作:別役実、演出:小笠原響)シアターグリーン。別役の病院ものの2品立て上演。こんかいは大ファンの伊沢磨紀が客演するのが楽しみで・・。別役さんはいまパ-キンソン氏病症候群に患ってしま病院の世話になっているのだが、”病院について、いいたい放題、あることないこと書いてきた”とパンフで書き、今は反省の日々だと、もっとも治ったら、”なにおいいだすかわからないが”とも・・。とにかくこの芝居の病院は、霊安室の死体が入った棺桶は勝手に動かされ放置され、医者はやたらに手術したがってメスをもって患者を追い回すドタバタ不条理コメデイだ・・。伊沢は☆のラストに和服の喪服を着て、ちょっと出た・・。次の☆☆で自殺して自分で死体をバラバラにした(?)という息子の棺桶に付き添っている母を演じた。
小柄のからだに喪服がきちっと決まっての存在感はきわだって、病院中の大混乱の末に、どこかしらないがともかく海の方角に息子の顔桶を乗せた台車を押して去ってゆく、そのとき遠くから、あの全身を金縛りにして死を促すという(下嶋哲朗「非業の生者」)「海ゆかば」が聞こえてくる・・このラストがきちっと決まった紀・・。・☆の開幕30分ごろ、劇場が真っ暗になった。これは舞台効果でなしに電気トラブル、明りがついて最初からやりなおした、こんなこと初めてだ・・。
★★「獏さんがゆく」(作:杉浦久幸、演出:原田一樹)俳優座劇場。沖縄の詩人山之口獏の伝記芝居。バックのスクリーンに獏さんの詩が終始映される。獏さんを伊藤勉が篤実に演じ、琉球人といって差別されてもいた貧乏詩人の生涯を見せてくれた。師の佐藤春夫や詩人仲間の金子光晴、草野心平、沖縄の詩人仲間の伊波南哲たちが出てきて、獏さんの生涯を彩った・・。いきつけの沖縄料理店のおもろとおぼしき店もでる・・。50年も昔、わたしが小石川高校の定時制にいっていた頃に、誰に連れていってもらったか忘れたが、初めて池袋駅西口のおもろに入った。今の店主の名物お母さんがやっていたころ・・。そこでベレー帽をかぶった山之口獏をみた、それからおもろの常連だったデザイナーの長澤節や、小石川高校の名物校長だった沢登さんら、それらのご常連をカヌウターの片隅で眺めていた。獏さんや長澤節は、東口のこれも有名だんコーヒー店小山にもきていた・・。両方の店で随分みていて、とても懐かしい芝居であったのだ・・。

by engekibukuro | 2012-11-03 11:10  

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