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2月23日(土)M 東京演劇集団風

「ダンゼン・鉄はいくらかー豚から生じないsyべて・・・」(作:ベルトルト・ブレヒト、翻訳・岩淵達治、演出・江原早哉香、構成:フランソワ・シャファン、レパートリーシアターKAZE)

 ブレヒトの1939年に書いた「ダンゼン」と「鉄はいくらか」の二つの戯曲を、風の芸術監督・浅野佳成と演出の江原の提案により、風の提携劇団フランスのマントウール劇場の、フランソワ・シャファンが台本を書いたもの・。これはナチス・ドイツのポーランドやチェコなどの東欧諸国への暴力的外交政策に対応する農業国デンマークと工業国スエーデンとその特産物を買うヨーロッパ諸国を擬人化して描いた芝居で、登場人物はそれぞれの国を顕す民族衣装を着ている。原戯曲には無かった現在を語るフランス人の女性がでてきて、これをフランス人女優のセリーヌ・リジェが演じる。舞台美術はヴェテラン高田一郎でしっかりしたものだし、俳優陣も看板女優の辻由美子以下、みなまっとうに演じていて、舞台を回遊するセリーヌ・リジェの字幕つきのフランス語でのモノローグも演出家の意図を体現しているのだろう・。それらすべてをちゃんと見せているのだと思うが、内容がよく正直伝わってこない、モノローグも舞台のトーンの変化を示すだけ・・。問題意識が先行しすぎているのか、ちょっとついてゆけず退屈だった・。

▲おもろ。カップル、中川君、芥川賞の黒田夏子「abさんご」の話をしてしまう、私は午前4時に新聞が配達されるのを待って起床するが、2度寝はできない・・、と二度寝のはなし、店主はもう老人の域にさしあっかているが、どこでもいくらでも寝られると・・、若いんだ!

by engekibukuro | 2013-02-24 09:00 | Comments(0)  

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