3月15日(金)S「義賊☆鼠小僧次郎吉」流山児★事務所

原作:河竹黙阿弥「鼠小紋東君新形」、構成・演出:流山児祥、脚本:西沢栄治、Space早稲田。

 原作は膨大で全五幕で、本読みだけで2日かかったそうだ。その黙阿弥の原作を、椿組の花園神社野外公演の「椿版・天保十二人年のシェイクスピア」をとても面白く演出した西沢が、原文そのままで、2時間弱の四幕ものにしたカット版に見事に仕上げた。それに、流山児のオハコの原作では浄瑠璃だが、それを今風の歌に仕立て直して、歌入り流山児レビューに構成した。その歌を作曲したのは、劇団員の諏訪創で、なかなか芝居にマッチした素敵な歌だった。流山児自身も役者で薬屋で出て、売っている薬が、ミュージカル・ドラッグでその薬を飲むと、たちまち唄い出すという妙薬で、珍趣向の面白さ、お茶にまぜて呑まされて唄いだす人物たちが続出・・。まあ、若手、中堅の劇団員たちは、歌舞伎脚本を演じるなんて初めてで、まあ無手勝流のランボー歌舞伎だが、中堅のイワオや甲津拓平が中心にがんばって、初々しい、一気呵成のスピーデイな”黙阿弥 没後百二十年 祝祭歌舞伎”が賑々しく出来あがったのだ・・。狭いスペースをちゃんとした歌舞伎舞台にしたてての上演で一見の価値あり、24日まで・・。
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by engekibukuro | 2013-03-16 09:21 | Comments(1)  

Commented at 2013-03-17 10:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

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