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6月8日(土)M「ガラパコスパコス」(作・演出:ノゾエ征爾)

ー進化してんのかしてないのかー、はえぎわ、三鷹市芸術文化センター星のホール。
 主役を演じるのが<ままごと>の主宰者柴幸男、役者もするのかとちょとおど驚いたが、これがなかなかいいのだ・・・、ノゾエ・テイストにぴたっとはまっていて・・。舞台中央に交通標識があって、下手に小屋があってシャッターが上がると人がぎゅうづめの穴倉で、そのシャッターの開閉で舞台に人がでてくる・・、三方が黒い壁でこれは黒板代わり、途上人物は、自分の欲しいもの必要なもの、あるいは自分の気持ちの表明のために、その壁に絵や文字で描く、暑くて扇風機がほしくなれば扇風機の絵を描き、尿意をもようしたら便器の絵を描き、その前でオシッコをし、誰かを撲りたくなれば撲ると書いて、みるみる黒板が埋まってゆく・・、そして芝居のキーワードは黒板に表示される”正・・・死”人間のあるいは生き物の根本はこれしかない・・。柴が演じる木村太郎は派遣社員だが、その仕事はピエロの扮装をするもので、その太郎が特養ホームから逃げ出した特盛まちこー、まっちゃんという老婆(井内ミワク)と一緒に暮らし始め、会社を休む・・、芝居はこの太郎を巡っての太郎の兄・晴郎(ノゾエ征爾)をはじめ大勢の人物たちが関ってゆく有様が中心だが、エピソードは、その中心につかず離れずで、色んな人間の悲喜こもごものハナシがノゾエ・テイストで点描されてゆき、それをハエギワの役者たちが小気味よく演じて、役者たちは自分の出番を壁に向っ立って待つという独特のスタイルで、この舞台全体のスタイルは独特に際立っていた・・。ノゾエはパンフに書いてているが、毎年初夏には、世田谷区の高齢者施設で公演をしていて、”そこで感じた言い知れない感動やら衝動から、この作品は立ち上がっていきました”と、また”なるべくなら長生きしたいと思う私たちではあるけども、同時に老いを悲観する私たちなのでもあり、この見事なる矛盾こそ人間らしく、素敵だ”とも・・。この芝居はたまたま逃げ込んできた老人と暮らす優しい青年をが出てくるが、老人むきになにかでなくて、大半は今の若い人々の生きっぷりだ。。、でもそれが高齢者たちへの精一杯の優しさに転化する気配が濃くあって、ノソエの言う矛盾が見事に描かれていた舞台だといえる・・。”生・・死”いずれ彼らにも回ってくる・・、ラストの全員でのヴェルのボレロにのっての足踏みパフォーマンスが素敵だった、それと特筆したいのは舞台の演技陣を先導するノゾエの声、舞台での声が魅力、一声でノゾエの声だとわかる超えは際立っている・・。
▲おもろ。中川君、カップル、中川君は梅雨なのに雨が降らない天候不順は、みな中国の無為無策のせいだと・・、そうか・・、今日は夏のカヤのハナシ、みな子供の頃にカヤをつって寝た、そのいろんな思い出ばなし・・。

by engekibukuro | 2013-06-09 09:50  

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