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3月6日(日)

だが▲「悲劇喜劇」4月号を読む。
特集「わたしの2014」、中津留章仁以下17人の今年の抱負だが、この厳しい時代に、なにかみなおとなしいというか自分の枠にとどまっているというか、戦後演劇を見続けてきた高齢劇評家にはものたりない・・。
とにかく時代の変遷をつくずく感じさせる特集だった。
・梅沢昌代「・「すまけい」を知っているか?・は井上ひさしの名作二人芝居「父と暮らせば」ですまと共演した時の思い出・・。あの舞台はすまけいも梅沢も素晴らしかった!
・今月から演劇時評の対談が高橋豊さんと小藤田千栄子さん、唐ゼミ「パノラマ」の話で、公演場所の唐十郎が出た上野の坂本小学校は小藤田さんも出た学校だそうで・・・。
「シアターアーツ」AICT賞候補作の岡田利規の書き下ろしの演劇論「遡行(河出書房新社)」を読む。充分読みごたえがある本だが、いろいろわからないところもあって・・・岡田は自分は一般の演劇とは距離を感じてきたという・・、だからか、”表象を舞台上に現出させようとするのではなく、観客の意識や心の中に立ち上げようとする”などという記述が、この二つの区別がわからない・・。また、岡田は安倍公房の「友達」の演出をしたが、その経験からか、戯曲への不信、戯曲は硬直しているというが、しかし岡田は岸田戯曲賞の受賞者だ。だが、演劇一般から距離があるからこそ、岡田のパフォーマンスは演劇を超えたアートとして評価され。ヨーロッパでもアメリカでも上演が多いのだ・・。また、この本が岡田演劇の手引書ではあるが、一種の自分史で、小説家としても大江健三郎賞をj受賞した・・だから文学・私小説のようにしても読める。文章がいいのだ。まあ、選考会(選考委員;貴志哲雄、小田幸子、西堂行人)で議論するのが楽しみだ・・。

by engekibukuro | 2014-03-10 07:14  

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