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9月6日(日)

★三輪太郎「憂国者たち」 (群像9月号)330枚
 舞台は、大学の日本文学研究のゼミナール。三島由紀夫を敬愛する女子学生がいる。彼女の三島についての発表にやたらに反論する男子学性がいる。教官は三島が専門だ。男子学生は女子学生の元カレだ
それが伏流になっているのはあつぃかなのだが、男子学生は三島が文学の応分おの域を超えて政治の世界へ深入りして、クーデターを起こしたことが許せない。だが、文学の幻影にまだとらわれていたが、あるとき思いついて、大久保にヘイトスピーチのデモを見に行って、右翼の老人にうあう。この老人、学識豊かで、若物を引きつける人柄で、話をきくようになる。この老人は「昭和鏡」という右翼団体に属していた。女子学生は素説家の政治活動、政治と文学の問題を究めるため、内戦、ジェノサオドのあったボスニア・ヘルツエヴィナを訪ねる。いまは戦争犯罪人としてハーグに収監されている内戦の元凶カラジッチの足跡を追うためだ。カルジッチは各国語で文学を読む、大読書人だった。女子学生の旅の成果は覚束なかったが、男子学生は文学に別れを告げる。文学は現実世界の造花でしかないとい、「ぼくは造花など要らない。あくまでも、本物の天皇と本物の日本を知りたい・・さようなら三島さん」、文学・芸術は現実の単なる造花なのか・・。いろいろあるにせよ、この男子学生の真摯な惜別の言葉は胸を打った・・。そして、それも小説の形で!
★川上未映子「苺ジャムから苺をひけば」 (新潮9月号)230枚
 12歳のj女の父親と二人暮らしの女の子が、死んだ母親の前に父が結婚していた女性がいて、その女性に女の子がいて、それは異母姉だということを、偶然しることになり、その姉に会うために、男の友達と探し出す話だ。川上はその12歳の女の子になりきっている。川上は子供を描くと抜群だが、この小説はまたしても12歳の女の子のyるごく気持ちをじかに伝えてくれた。

by engekibukuro | 2015-09-07 10:13  

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