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9月1日(金)M映画「Dearダニー君へのうた」角川シネマ

 面白かった! アル・パチーノ扮する絶頂期をとうに過ぎたロックスター、いまや酒浸りクスり漬けで、豪邸で一緒に暮らす若い妻も浮気をしていて・・それも気がつかないふりをしていて・・・。そんなとき、ある手紙が出現する。このロックスターがデビューする前の時期に、小さな雑誌でインタビューを受ける。その記事が雑誌に出たのだが、その記事をジョン・レノンが読んでいて、その記事に感心してロックスターに手紙を書いたのだ。”あなたのインタビューは興味深かった、ヨーコも感心していました。電話番号を書いておくので電話してください・・・”。という手紙・・。ところがその手紙を仲介した男が、その手紙をコレクターに売ればもうかると、売ってしまったのだ・・。43年ぶりに戻ってきたその手紙で、ロックスターは生き直す決意をする。酒もクスリもをやめ、豪邸も浮気妻にくれてやり、ニュージャージーのヒルトンホテルにゆく・・。そのあたりに住む、昔捨てて一度も会ったことがない一人息子に会いに行ったのだ。息子は妻と娘をもつ堅気の務め人だった。当然拒否されるが、いろいろつきまとい、孫娘のキゲンをとり、その孫娘を高級私立学校に入れてやり、息子の難病の治療の手助けをする・・。自分はホテルの部屋にピアノを入れて久しぶりの新曲を書く・・。というのが大筋だが、その新曲を小さなバーで初表しようとするが、昔のファンは自分たちの好きな曲を聴けると思いこんでいて、とても新曲を唄える雰囲気ではな断念し、また酒とクスリに戻るというスターの怯えのシーンが印象的、だがこの映画の面白さは、全編に流れるレノンの歌もさることながら、ロックスターのアメリカンジョークによるひっきりなしの会話・・。アル・パチーノはじめ、俳優がそろっていて、その会話が織り成すこの映画が、アメリカ映画の真髄だとワクワクさせるのだ・・。もう終わるのが惜しいくらいで、ラストでの、息子の難病の検査結を医者にいわれるときのことで、息子に”苗字で呼ばれると悪く、トムと名前で呼ばれるときは良かったのだ”といい、客をドキドキさせて・・、その結果・・、”トム”だった。まあ甘いか渋いか・・。とにかく今年最高の映画、アル・パチーノ万歳だ・・。チラシに!オノ・ユーコ激賞はいいとして、必涙の映画とある、必涙ということばをはじめて知った・・。

by engekibukuro | 2015-09-12 09:11  

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