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10月21日(水)★さいたま芸術劇場★★東京芸劇PH

★「ヴェローナの二紳士」(演出:蜷川幸雄、演出補:井上尊晶、作:W・シェイクスピア、翻訳:松岡和子)
 彩の国さいたま芸劇術劇場シェイクスピア・シリーズ(SSS)のうちのオールメールの演目8本目の登場だ。(「お気に召すまま」「間違いの喜劇」「恋の骨折り損」「から騒ぎ」「じゃじゃ馬慣らし」「トロイダスとクレシダ」「ヴェニスの商人」に次で)、今回の恋の二組を演じた、溝端淳平、三浦涼介、高橋光臣、月川悠貴が、とってもいい・・。蜷川が、このエリザベス朝演劇の復古版のこのオールメールを成功させたのに大きな役割を演じた月川にパンフで感謝していた・・。それにいつもながらだが舞台を見事に締めていたのアントニオとミラノ大公を演じた横田栄司、この芝居はシェイクスピアのごく初期の喜劇だが、大団円の幸福感はもうこの芝居でもたっぷりだった。
★★「オイデイプス」(演出:シルヴィア・プルケレーテ、ルーマニア国立ラドウ・スタンカ劇場)
 この舞台は、ソフォークレスが75歳で書いた「オイデイプス王」と90歳で書いた「コロノスのオイデイプス」を合体させ、オイデイプスの生涯を全的に俯瞰した作品だ・・。登場人物も、コロスも、ほとんど現代服で、スローテンポのポピュラーミュージュックを断続的に低く響かせて、古代ギリシャと現代を圧倒的なイマジネーションで繋いでみせて、その才気には痺れる・・・。が、古典の現代化は、その古典のもつ古層の真実の発見の衝撃のもつプリミテイブな感触を消してしまう気味があって、まあ、見当がちがうとは思うのだが・・。しかし、厳然たる名舞台であるからこその感想だ・・・。

           

by engekibukuro | 2015-10-22 12:31  

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