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1月15日(金)「巨匠とマルガリータ」ブルガーコフ

「岩波文庫」(上)

 激動のロシア革命、ソビエト連邦が生まれる混乱の最中に生まれた小説だ。だからといって労働者や革命家がでてくるわけではなくて、おもにモスクワに住む文学者や劇場関係者が出てくる・・・。それらの人物が、得体の知れない魔術師にたぶらされ翻弄される、まるでマジカル小説・・。イエス・キリストを磔にしたポンテイウス・ピラトウスもでてくるが、その全体は、ページを繰るたびに、ますます混迷におちいってしまような書き方で、それは面白いのだが・・・・、これは革命というものがおたらす極端な変革の象徴的な有様なのだろう。
とにかく、この小説がきちんと公刊されたのが、スターリンの死後だというから、20世紀のロシア文学の困難というものを象徴しているのだろう。まずは文庫の上巻の第一部を読み終わった・・、すこし間をおいて下巻にかかろう・・。

by engekibukuro | 2016-01-16 09:56  

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