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1月28日(木)M「夫婦」作・演出:岩井秀人 ハイバイ

 東京芸術劇場シアターイースト

 この芝居、、いまおおいに日本中の人々が楽しんでいる朝のテレビドラマ「あさが来た」で番頭ごんすけ役の山内圭哉がかつらをかぶrって母親役を演じているのが目玉かもしれないが、芝居は岩井自身も地ででてきて、自分や兄弟の父母を書いた芝居で、主題は父の横暴・暴力とその父の年老いての死の有様、私小説ならぬ私芝居、年少のころに父に殴られていた記憶や、ひきこもろの状態を、平田オリザの現代口語演劇風にありのままに描く、そのなんだか雑然とし舞台が、なにか妙に演劇的説得力があり、面白い・・。この面白さは、1月28日の朝日新聞夕刊での徳永京子の劇評が、とても的確なので引用する。
 「この戯曲を書くきっかけは、2014年位の父の死だったという。まだ日が浅いためか、いつもより笑いは少なめ。だがそれは瑕疵ではない。岩井はこの作品で、笑いのない方法で人物を相対化することに成功したのだ。父の社会的な役割を認め、父と母の消えない愛を受け入れたことで、赦しという相対化にたどりついたのである。観客も同時にそれを体験する。めったに出会うことのない柔らかな浄化が、ここにある」
まったくそのとおりの名評だ・・・。

by engekibukuro | 2016-01-29 10:51  

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