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4月4日(月)M「海の風景」(作:エドワード・オルビー)

翻訳:鳴海四郎、演出:串田和美、木内宏昌、シアター・トラム
 松岡泉の美術の太陽が燦々とふりそそぐ海辺の風景は、とてもメルヘンチックで、なにかそういうお芝居が始まると予感させる・・・。がこの海辺でのんびりというか、まあくつろいでいるのは、チャーリー(串田和美)とナンンシー(草笛光子)の夫婦・・。ナンンシーは子育ても終わり、これから夫婦中心で暮らしてゆく楽しみに浮き浮きしているのだが、チャーリーはリタイアして、これからゆっくり余生を過ごそうとしている、二人の気持ちはそう隔たりがあるわけではないのだが、ずれはあからさまにあるようで・・・。そういうなんとはなしの会話の最中に、海からトカゲの夫婦、レスリー(池田鉄洋)とサラ(小島聖)が上がってきた・・・。このトカゲ、立派なキグルミでしっぽを揺らして夫婦に近ずいてきた・・。人間と会話するのは初めてだろうに、普通に話しかけてきたのだ・・。そして、だんだん両者は打ち解けて来て、チャーリーは人間の生き方をトカゲ夫婦に教えてyくのだが、そのことが、トカゲにとっては”勉強”になるようで再三驚いて頷くのだが、そのことが、人間の夫婦の再建にも繋がってゆくののが、この芝居の肝だ・・・。あまりにアッケラカンとトケゲと人間が会話するので、このアイデイアにたいして、解説の谷佐保子によると”オルビーの芸術的才能が生かされていない”という否定的な意見もあったそうだ。それでも二度目のピユウーリッツアー賞に輝いたそうだ。日本でははじめての上演だ。どうも否定的な意見に分があるような気もするが、串田、草笛、池田、小島の4人が、くったくなくのびのび演じているので、珍しい芝居としてちゃんと観てい射られた。
 「gui」107号が届いた。この雑誌の代表格だった、詩人、ジャズ評論家、その他マルチライターだった奥成達の追悼号、わたしはこの人のおかげで、物書きのハシクレになれた。画家の奥成夫人が描いた奥成さんの普段着の肖像が素晴らしい!

by engekibukuro | 2016-04-05 09:49  

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