8月15日(月}「一九四八年」早川書房

 ジョージ・オーウエルの新庄屋哲夫訳版は表題は「1984年」、新訳版の高橋和久訳は「一九八四年」だ。旧訳を読んだとき、どうしても読み進められなかった。この本は、全体主義国家に言及される時に”これはオーウエルの「1984年」に書かれた世界だ”という風に引用されるのだが、どうしても読めず、途中で投げ出していた。今回、「新訳版」を読んだのだが、それでも事情は変わらず、読めなくて、おまけに解説が、難解で知られたトーマス・ピンチョンだから、なおさらダメで・・・。
 しかし、新版の訳者のあとがきで、「読んでいないのに、見栄によるのか礼儀によるのか、読んだふりをしてしまうという経験は万国共通らしく、英国でもかなりの人が身に覚えがある、と拷問にかけられなくとも告白しているらしい。しかも英国での「読んだふり本」第一位がオーウエルの「一九八四年」だというのである」と書いている。そうかやっぱりとか思ったのだが、わたしは「読んだふり」はしないぞ・・。ただ、面白くなくて進めなかっただけで、多分、名作を読むことに挫折したのだ。
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by engekibukuro | 2016-08-16 09:18 | Comments(0)  

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