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2月4日(土)M オペラ「想稿・銀河鉄道の夜」

原作:宮澤賢治、台本:北村想、作曲:萩京子、演出:大石哲史、オペラシアターこんにゃく座、世田谷パブリックシアター
 ひじょうに良くできた舞台だった。なにより杉山至の見事な美術を背景に声のアンサンブルが綺麗なオペラだった。だが、なにか物足らない感じが残った。萩京子が賢治の作品をオペラとして作曲したのは、「シグナルとシグナレス」だったそうだ。このこんにゃく座の当時の代表的歌い手大石哲史と竹田恵子の歌い語る二人オペラは、いまでもありありと思い浮かべることができる素晴らしい舞台だった。その二人のうち竹田は退団して、当初は物足りなかったが、若手が育って十分に補ってきた。今回もの足りなかったのは、演出に回った大石の歌と語りがなかったことだときづく。つくづく、こんにゃく座のオペラと大石の歌と芝居が不可分のものかと思いしったのだ。
★1月最週号の「週刊金曜日」の櫂未知子の「金曜俳句」の巻頭に、兼題「雪達磨」で谷岡健彦「足許を犬に嗅がるる雪だるま」と月光ほろり「にはとりの通り過ぎたる雪達磨」が選ばれていた。二人の我が友が並んで選ばれていたのだ。月光ほろりは堀切克洋君の俳号だ。そのほか谷岡君は「担任の先生に似る雪達磨」が選ばれていて、月光ほろりは次の兼題「絨毯」で「絨毯の宮殿に猫おはすなり」と「ひとりづつ来て絨毯を埋め尽くす」が選ばれていた。堀切君は「第三回 俳人協会新鋭評論賞・大賞」も受賞した。演劇批評、俳句ともども堀切君の前途は楽しみだ。

by engekibukuro | 2017-02-05 10:56  

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