6月5日(月)S「ドグラ・マグラ」演劇集団・ガジラワークショプ
原作:夢野久作、上演台本:鐘下辰男、スペース雑遊
この芝居、観ていてなにを語っているのかよくわからない。原作を読んでいる私にもわからなかった。ただ、2時間15分舞台を持たせたのは
鐘下の台本の独特のトーンと、若い無名の役者群の真摯な熱演だろう。単に熱演というと独りよがりの演技だと思いがちだが、この集団の若い演技の演技は、そのひたむきさで夢野久作の世界にじりよって、それなりの世界を作っていたのだ。
by engekibukuro | 2017-06-06 09:12 | Comments(0)